コップにハシ[箸・橋]をカケル
コップにハシ[箸・橋]をカケル
8月18日(水)午後、機能訓練の時間に、「コップにハシ[箸・橋]をカケル」ワザに挑戦しました。プラスチックのコップを川や海に見立て、その上にワリバシ[割箸]を乗せるだけで、「ハシ[橋]をカケル[架]」姿に見せるというワザです。この種の挑戦では、失敗するのがあたりまえ。宇宙重力の原理原則にしたがい、試行錯誤をくりかえします。
ワリバシは、すこし軽すぎの感じで、こちらが吐き出すイキ[息]に吹かれて転がりおちたりします。前後左右のバランスを見きわめ、なんとかして、ハシを乗せてゆきます。制限時間1分のあいだに、どうにかこうにか、ワリバシ10本、エンピツ2本を
ノセカケルことができたようです。自分としては、精いっぱいの成績です。
富山城址 公園
9月15日(水)、老人の日。午後、機能訓練の時間に、富山城址 公園まででかけました。快晴にめぐまれ、松の木の枝ごしに天守閣を仰いだり、お堀で一羽の白鳥が水浴びしているのをながめたりしていました。
天守閣といえば、江戸時代築かれた富山城に天守閣はなかったとのこと。戦後になって、富山城再建の議論が始まったとき、せっかく再建するなら,ゼヒとも天守閣を建設したいという意見が圧倒的多数を占めたようです。
天守閣建設を抑制する制度は、徳川幕府時代のものであり、いずれも遠のむかしに廃止されています。天守閣をささえる土台用の岩石としては、むかしからの規格を満たす岩石がそろっていたこともあり、こんどこそ、ダレにナンの遠慮をすることなく、堂々と天守閣を建設すればよいということになったようです。
この話、いまどき聞かされても、案外、サックリ・シッカリ・スッキリ・ソックリ、ワ[分]かるような気がします。
花 小鉢
10/30 3933
10月30日(土)午後、7f食堂縁側で、花小鉢をながめていました。花のナマエを調べもせず話しかけるなど、失礼な点については、お許しください。こうして、あらためて観察してみたところ、右手やや高く、まっ赤な花が3個咲いており、左手やや低く、やや大輪の黄色い花が1個だけ咲いています。この縁側で、太陽のヒカリを満身で浴びながら、ここまで成長し、花を咲かせてきました。花のアカとキイロ、葉っぱのミドリ、これら3色は、すべて太陽のヒカリのたまものであり、若いイノチの健在ぶりをアピールしているものと感じられます。
黄葉(飛行場付近) 3957
11月8日(月)午後、たまたまMioriさんのクルマで、飛行場近くまでドライブしてきました。道路わきの駐車場に数台のクルマが並んでいて、その奥の方が神通川の土手になっています。その土手に植えられた並木が、いままさに紅葉のマッサカリといった感じでした。
おなじくコウヨウといっても、赤茶色の紅葉にまじりあいながら、イチョウなどキイロの黄葉の方が、今季最後の「青春のカガヤキ」を歌いあげているように感じられました。このあとは、風に吹かれて飛び散らされた落葉が、地面にキイロのジュウタンを敷きつめることぐらいで、おわりです。そして、やがてしばらく冬眠の時期にはいります。ごくろうさまでした。どうぞ、ゆっくりとお休みなさい。
加納耳鼻科医院 3979
11月18日(木)。午前中に、加納耳鼻科医院で検診をすませました。以前に、こちらで検診していただいた結果にもとづいて、補聴器を購入したいきさつがあり、こんども、いさしぶりで検診を受けに来たわけです。
いまのところ補聴器なしでも、日常生活でガマンできないほどの苦痛は感じていないので、
普段は着用していません。検診の結果、そのご聴力は落ちていないことが分かり、ひとまず安心しました。記憶力がガタ落ちしていることにくらべ、これはほんとうにアリガタイことです。帰りぎわ、玄関わきに植えこまれたカエデの紅葉のミゴトさに、しばらくみとれてしまいました。生きているものが持っている「イノチのカガヤキ」を見せつけられる思いがしました。
オオミソカの年越しソバ
12月31日(金)。オホミソカ[大晦日]。ことし最後、ドンヅマリの日。この日、夕食のメニューは、定番の「年越しソバ」でした。
『広辞苑』では、「[蕎麦]…古名ソバムギの略。タデ科の一年生作物。原産地は東アジア北部とされ、中国・朝鮮から日本に渡来。中国・ロシアに多く栽培」と解説されていますが、いまイズミの感覚では、ソバ[蕎麦・傍・側]はもと同源の1語。上代語の段階で、2音節動詞ソフ[沿・添]が成立している。その未然形兼名詞形ソハから、ソバ[側・傍・蕎麦](名詞)が生まれたと考えることもできそうです。ソバ[蕎麦]は、もともとソバムギのタネ(種子)のことであり、イネやムギの種にくらべ、ウスク[薄]・ヒラタク[平]・ソリカヘル[反返]姿を見せています。
ムギ[麦]が西方から伝来したときは、/mrk/のような音形でしたが、漢語はすべて「単子音+母音+単子音」の構造になっており、二重子音を採用することはできません。そこで、とりあえずkak[各]とr(l)ak[絡]、二つのワク[枠]で受けいれることになりました。
ここで、両音タイプの漢語をあらましとりあげ、その音形と基本義との対応関係について考えてみましょう。
カクkak…各(おのおの・それぞれ)・格(固い心棒。>人格・性格・品格・格子)・挌(打つ。>格闘)・喀(吐きだす。>喀血)・客(ク[来]ル・ヒッカカル人。まろうど)・閣(①扉がいきすぎないように止める、杭や石。②たかどの)。<考>カク[格]は「固い心棒」のこと。樹木は、一本一本がオノオノ独立した存在であり、ソレゾレの個性をもっています。このことは、人間の「人格」についても、おなじコト[事・言]がいえます。信頼できる品格の樹木を用いることで、タカドノ[高殿・楼閣]を築くことができるように、信頼できる人格者を登用することによって、「内閣」を立ちあげることもできるわけです。
ラクr(l)ak…洛(川の名。地名。>洛陽・洛内)・絡(①マトウ。カラム。カラマス。②つなぐ。つながる。)・落(落ちる。落とす。落ちつく)・酪(乳酸飲料)・烙(焼く。アブル)・略(①おさめる。②はかる。はかりごと。③手数をはぶく。近道。④ほぼ。あらかた。⑤おかす)・楽(①音楽。②かなでる。③たのしむ。)<考>固くて、ヒッカカリ、落ちこんでしまう姿。その対策として、あちこち連絡し、転落しないよう支持をとりつける。近道するなど、できるだけ楽な道をえらび、気分が落ちこまないよう、ウキウキした気分で、日常の生活を楽しむようにする。
ラ行音には、l 音と r音の2種類があり、漢語や英語などでは区別して使用されています。まっすぐツキデル姿を表わすl-音と、クルクル・グルグル・コロガル姿を表わすr-音との2種類です。アルファベットの字形を見ても、l-は「まっすぐツキデル・ノビデル姿」、r-は「トンボ先がクルクル・コロガル姿」を表わしています。
日本語では、その区別を意識することがなく、ほとんどの場合、r-音をたよりにしてカル・キル・クルなどの作業をすすめているのが実態です。つまり、日本語クル音の表記法は、世界規模で見るかぎり、時代おくれになっていないか?思い切って、kalu:karu、kilu :
kiru、kulu : kuru方式に切りかえてみタラなどの議論が出てくるかもしれません。
しかし、あわててそんなことをしたら、予想できなかったほどの大混乱がおこるかもしれません。l-, r-音のちがいについて、大多数の日本人が、はっきりした判断力を持っていないと思われるからです。カル[刈・借・狩・駆]・キル[切・斬・着]・クル[来・繰・刳]などのドレとドレがl-音で、ドレとドレがr-音か?この質問に、自信をもって即答できる日本人はほとんどいない、というのが実態です。いまは、なによりまず、問題の基本について議論を積みかさね、万が一の混乱を予防することが必要かと思われます。
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gerbh-(to + scratch)
A.H.D. アメリカの遺産、英語辞典、フロク:インド・ヨーロッパ語根とその派生語(一覧表)にしたがい、語根・基本義・派生語の順にとりあげ、紹介します。
scratch カル[刈・狩]。カブリツク・クフ・クラヒツク姿。
carve 彫る。手や道具を使ってホル。
crab¹カニ。ハサミで、カミツク、カミキル。
crawl¹這う。床や地面に居て、ハヒマハリ、クラヒツク、カラミツク姿。
gram¹グラム。質量の単位、モノが地面にクラヒツク、その姿=クラヰ[位・坐居]。
grammar文法。コトバ同士、カミアフ、カミアハセル、クミアフ、クミアハセル
姿。
paragraph文節。文句のカミアハセ、クミアハセ。
programプログラム。作業のカミアハセ、クミアハセ。
ghabh- (to give 与えるor
receive受け取る) <考>「キ [来]フ[振・経・触]」の姿。男性器が来
て、女性器とフレ[振・触]アフ姿。来 て、ふれ[振・触]て、ついでにナニかを残す、渡す、
与へる、カブセル[被]姿。 あらたまの年がき[来]ふれ[振・経・触]ば、あらたまの月は
きへ[来経]ゆく、うべ[諾]な、うべ[諾]な、君待ち難に、我がけ[著]せるオスヒ[襲]の裾に月
立たなむよ(記・景行)⇔キフ[給・急]。
give与える。「き[来]ふ[振・触]」の姿。⇔キフ[給・急]。
forgive許す。相手が求めるモノ(=許し)をgiveする。
gift贈りもの。giveされたモノ。
able
~ができる。アフ[溢]ル、アフレダス、アフレデル、アフレテ、ワカ[別・分]レ
ルさま。フリワケ[振分]出来る。(ナニかが出テ来ル。可能だ。<考>ワキ[脇]へ
支給する姿。
dueすぐに支払うべき。<考>同上。
duty義務。<考>同上。
ghebhel-(head あたま。かしら) カブリ[被・齧]ツク、カシル[呪]、カジル[齧]姿。
gable 切妻・破風。建築物の頭部を、人間のアタマ・カシラに見立てた語音。風をカ
ブル[被・齧]姿。
ghrebh¹ (to seizeつかむ。にぎる。 reach着く・届く) 手をクリ出してツカム・ニギル
手もとまでトドケル。
graspギュッとつかむ。クラヒ[食]ツク姿。
grab²引っつかむ。クラヒ[食]ツク姿。
ghrebh² (to, dig掘る,burryイガ・トゲ・ヶバで一杯の, scratchヒッカク) <考>クル・
エグル姿。
engrave彫りつける。クヒチギル姿。
grave¹墓穴。掘りぬいたアナ[穴]。ホラアナ。クリヌカレ、クヒトラレ、ホリヌカ
レタ姿。
grub 甲虫などのずんぐり型で、動きの鈍い幼虫。クリヌカレタ、カラ[殻・柄]・ガラ[殻・柄]。
groove みぞ。カラのウチガハ[内側]が、カラ[空]ッポな姿。
gleubh- (to tear apart チギル, cleave シガミツク)
cleave¹シガミツク、
clove¹チョウジ[丁子](香料)。カヲリ[香・薫]がクヒ[食]コム姿。
clever 賢い、よくキ[切]レル姿。
gwere=¹ (heavy 重い) <考>オモ[母・乳母]、オモ[面](人の顔。モノの表面)、オモカ
ゲ[面影]、オモシ[重]、オモシロシ[面白]、オモチチ[母父]、オモテ[面・表]、オ
モト[御座](おそば)、オモネル[阿]、オモヒ[念]、オモヒ[思]マツハル[纏]、オ
モフ[思]、オモムク[趣]、オモワ[面輪](顔つき)。
grave² 彫る。キリコム,クリコム、クヒコム姿。
grief悲しみ。エグ[抉]ラレル姿。
kakka- (to defecate 脱糞する) <考>クソ[糞]をコク[扱]。シゴク[扱]・ヒッカク[引
掻]姿。
poppycockたわごと。<考>poppyは、ケシのこと。cockは、オンドリ・カシラ・
親分。コク[扱]・シゴクもの。
cacophony 不協和音。<考>caco-は、bad を意味するギリシア語から借用の造語要
素。phonyは、音声の意。
kap- (to grasp しっかりとつかむ) <考>カブリツク・カブサル・カブセル姿。
have 持っている。同上。
heavy 重い。オモ[母・面(人の顔、表面)、オモテ[表・面、主な手]、オモナ[主]、<考>
オモフ[思・ 念]に通じる語音。オモ[母]は、動詞ウム[生・産]と同源で、「ウム[生]ヒ
ト[人]」の意か。
hawk¹ タカ[鷹]。カブリツク姿。
cable太綱。イト[糸]同士、カブル・カブサル・カブセル姿。
capable 有能な。カフ・カハル・カヘル、カハル(カハ[皮]をハル[張・貼])、カハル
[変・代・替]。(変化の可能性がある。)
catch
ツカム。まわりのモノにカツカル、その相手にカブリツイテ,ハナ[離] サナイ。
accept 受け入れる。カブリツキ、「我が物」として取リアゲル。
occupy 占める。取る。オク[奥]までクヒコミ、カミ[嚙]シメル「占・締」姿。
receive 受け取る。ウケイレル[受入]・シイレル[仕入]。
recover 受け取る人。クヒついた姿勢のまま、受け取る姿。
capsule カプセル。<考>カブセル[被]もの。
kaput- (head 頭) 頭が胴体にカブリツク[被付]、カブト[兜・甲]の姿。
head
アタマ[頭]・カシラ[頭]。もともと、「k音+t音」の構造。カツ・カツカルこと
により、カタマル・カタメル姿。
captain カシラ[頭]。胴体にカブル・カブリツクもの。
capital 首都。國や地域にカブサル姿。
cattle 家畜。頭部の体形(胴体に被サル姿)に着目した命名。
chapter 章。文句が被サル姿。
chief カシラ。被サルモノ。
kerchief 首巻。特に、婦人が頭にカブル[被]四角の布。
kerp- (to gather集める,
harvest収穫する) カル[刈・借・狩]・カリ[刈・借・狩]アツメ
ル・クヒ[食]ツキアツメル。
harvest 収穫。クヒコミ、取リコム。カブリツキ、取リコム姿。
carpet ジュウタン[絨毯]。繊維が被リツク姿。
keue- (to swellふくれる,
hole穴をホル[掘]、カブリツク)。
cave ホラアナ[洞穴]。カブリつかれ、[穴]をアケ[空]られた姿。
concave,
凹型の。掘ラレ、食ヒコマレ、クボム姿。
excavate
クリヌク。クヒツキ・カブリツキ・ツキトホス姿。
church 教会堂。<考>信者を収容するためのクラ[蔵・倉・庫・坐・座・位]、フク
ラミ[脹]をもつ姿。
kob- (to suit似合う,
fitふさわしい, succeed成功する。<考>カブ[株]・カブラ[蕪]・
カブル[被]・カビ・カビル・コヒ[恋・鯉]・コビ[媚]・コビル[媚]・コフ[恋・乞]。
happen たまたま起こる。パッと・カブセル姿。
happy 幸運な。たまたま、カブル・カブサル姿。
hapless 不幸な。
kwrep- (bodyカラダ[体]) <考>カワ[皮]をカブル[被]ものの意。
corporal¹身体の。カラダ[殻手・空手・体]の。
corps兵団。カラダ[体・殻手・空手]の姿。
corpse 人間の死体。同上。
kwet- (to shake 振る、揺さぶる)ヤマトコトバ
「ケツ[消]」(現代音ケス)の姿。
squah-²
押しつぶし、クシャクシャにする。⇔スク[透・鋤・空・好]・スクナシ
。[少]・ス
コシ[少]。
discuss 討論する。<考>discusは、円盤。⇔円盤をカコ[囲]ミ、ノム[飲]・ク
フ[食]・シャベル姿。
rescue 救い出す。カブリ[被]ツキ、ヒキトル[引取]。
kwetwer- (four 4) カツ・カツカル・カチワル・カブル・カブサル・カブセル・クヒコ
ム・クヒコマセル・ケヅラレル姿。 four 4。十字型。タテ・ヨコ4分割された姿。
forty 40。
fourteen 14.
square 真四角。シカク[仕掛](しかける)・シカル[然在・叱・被敷]・スクフ[救]・
スクハセル[救]・スクハレル[被救]・スゴキ[凄]・スコブル[頗](四角四面の姿に
なる)などのさま。
fourth 第4の。
quarter 四半分。
kwo- (stem of relative and interrogative
pronouns 関係代名詞や疑問詞の語幹) <考> k- 音は日
本語カ行音に対応し、w-音はクチビルの音として、ハ行音に対応する語音。 クヒ[食]コム、
キ[杵]ハメル[嵌](混・篭)、ハリコム、ワリコム姿勢を示す。
who だれ。どんな人。
what なに。どんなモノ。
which どれ。どんな捕りモノ。
whenいつ。どんな時。
where どこ。どんな所。
how どのように。どんな風に。
whyなぜ。どんな理由で。
k-p音の英語…日本語の系譜(第27回)
A.H.D. アメリカの遺産、英語辞典、フロク:インド・ヨーロッパ語根とその派生語(一覧表)にしたがい、語根・基本義・派生語の順にとりあげ、紹介します。