白川郷
紅葉
ひと休み
全員集合
恐竜博物館
越前大仏
大仏殿全景
画像について
今回も、伊藤広美さんからいただいた写真の中から使用させていただきました。ありがとうございます。
1泊2日の紅葉狩り
10月15日の「夢の平、コスモスウオッチング」につづいて、16~17日の二日間「白山スーパー林道紅葉狩り」に連れていってもらいました。行程は16日: 富山~五箇山~白川郷~高原ホテルろあん(宿泊)。
17日: 一里野~手取川ダム~勝山恐竜博物館~臨済宗妙心寺派大師山清大寺(越前大仏) ~九頭竜ダム~富山。
例によって藤木美織さんも参加。ランちゃんともども、5人と1匹のご一行さまです。
五箇山と白川郷
五箇山の合掌づくりも有名ですが、今回は白川郷をたずねてみようということになりました。たしかに合掌づくりが集中していて観光客にとって便利な感じがしました。しかし、なにもかも商品化され、便利すぎて、カヤぶき合掌づくり家屋での素朴な生活が感じとれそうにありません。やはり五箇山のほうがホンモノの味が残っているように思いました。外国を旅行してみて、はじめて日本のよさに気づくみたいなものでしょうか。
白山スーパー林道の紅葉
さすが伊藤さんが数か月まえから調査し準備されただけに、道路ヨシ、紅葉ヨシ、宿もヨシ。天候にもめぐまれて、サイコ―の2日間でした。ランちゃんもゴキゲンでした。
恐竜博物館と越前大仏
ついでに勝山市の恐竜博物館を見学しました。日本でも恐竜が住んでいたというのは、まったくフシギな話ですが、事実なんですね。むかし中学校教師になったばかりのころ、吉峰(現在の吉峰自然公園)まで出かけて、縄文土器の破片や石斧をひろっていたことを思いだしました。
ついでのついでに、大師山清大寺越前大仏を見学。大実業家に立身出世した多田清翁が報恩のため、資材を投げ建立されたとのことで、22ヘクタールの境内に大仏殿や五重の塔などが配置されています。中国の国宝を再現した九竜壁や日本庭園まであります。
あまりの壮大さに、わたしは自分の足でまわりきるのはムリだと思い、入口のところでながめるだけにするつもりでした。それが淳子さんと美織さんに説得され、二人に両側から腕をかかえてもらうようにして、大仏殿と五重の塔をまわりおえました。
やれやれという思いで大門を出ると、そこにずらりと門前町がならんでいます。ところが、1~2軒をのこして、あとは全部閉店状態でした。
やれやれという思いで大門を出ると、そこにずらりと門前町がならんでいます。ところが、1~2軒をのこして、あとは全部閉店状態でした。
富山へ帰ってから、ネットでもしらべてみましたが、そのとおりでした。越前大仏の建立は歴史的な快挙といえるでしょう。そして門前町の現状は、町づくりという壮大な実験が壮大な失敗に終わったことをしめしています。富山市中心街の一角をしめる中央通がシャッター通りになりかけていることを考えると、他人ごとではありません。
町づくりが成功するためには、天の時、地の利、人の和など、さまざまな条件がそろうこと必要なようです。
ハクサン=白山=シラヤマ
こんどの「白山林道の紅葉狩り」は、合掌づくり・紅葉・温泉など、たのしいことづくめでした。しかし、わたしにとって一番のたのしみは、ハクサン=白山=シラヤマというコトバの意味を考えることでした。「白山・白山神社」、[白川郷]などのナノリをもつ土地に2日間身をおくことによって、ハク=白=シラ(シロ)というフシギな関係をじっくり考えてみたいと思いました。
わたしの持論(仮説)では、漢語のハク[白]はヤマトコトバのハク[掃・吐]やハグ[剥]と音義ともそっくりです。ハクマイ[白米]とは、玄米の表皮やカドがハギとられ、シロくなったもの。ハクジョウ[白状]とは、実状をかくすことなくハキ[吐・掃]だすことです。
ヤマトコトバでは、動詞シルを中心にシラ[白]・シリ[尻]・シル[知・汁]・シロ[白・代・城]などの2音節同族語ができています。3音節語のシラグ[精・白]も同系で、「尻をスリあわせて、汁ができる」姿。やがて「鉱石をシラグ=精錬する」技術につながります。シラギ[新羅]という国名も、もとはシル・シラ・シラグに通じるコトバだったかと思われます。
このsir-音語のナゾについては、つい先日別のブログ(「コトダマの世界」11月14日号)で、「シラヌヒとツクシ」と題してとりあげています。ついでにのぞいてみていただければシアワセです。
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