いたち川
雪見橋あたり
遊歩道
画像に ついて
後述の
とおり、いろいろ 想定外の ことが あり、予定して いた 写真が つかえなく なりました。とりあえず、前号画像の 続編と いうことで ご覧 いただく ことに しました。
「古事記を 読む 会」で 宿題
11月15日(日)。豊栄稲荷神社で、「古事記を 読む 会」の 研修会。この日は、あらためて「倭健命」の くだりを 全員で 輪読した あと、これまで
提案・報告された 項目を 中心に 意見交換。次回は、「大国主神」の くだりに しぼって、会員各自が 関心の ある テーマを えらび、意見や 疑問点 などを 持ちよって
討論しよう という ことに なりました。そこで、わたしも 自分なりに 宿題の 答案を 書いて みました。
大国主神は、カミ[神]と よばれたり、ミコト[命]と
よばれたり します。また、葦原色許男神・八千矛神 など、あわせて 5個の ナノリを もって います。まずは、これらの ナノリの 由来(語源)を さぐる こと
から、大国主の 実態に せまりたいと 考えて います。
① 大国主はカミ[神]か、ミコト[命]か?
『古事記』では、「大国主神」と
表記されて いて、「大国主命」などと 表記された 例は 見あたり ません。しかし、「ヤチホコノカミ」と ならんで、「ヤチホコノカミノミコト」という
用例が 見られます(歌謡:2, 3, 4, 6)。
カミ[神]の 基本義は? ミには、甲・乙の 区別が あった。
カミ[上・髪・帥・守・頭](甲類)…カミツク・カブサル姿。
カミ[神・雷] (乙類)…カミツク・シガミツク・カミツカレル・コモル姿。
ミコト[命・尊]の 基本義は? ミコト=ミ[御]+コト[事・言]。
コト[事・言]=カタ[形・型・片・方]の 母音交替=動詞 カツ(カチワル)の 名詞形=モノゴトの
カタワレ。 ⇔カツ[割]。One
cut.
素材を カチ割り、cutして、ミゴトな
カタチに なれば goodと
よび、あまりの ミゴトさに 感動して Godと
よぶ ことに なる。そんなふうに 考えると、ミコト[命]と godは 同系の コトバ だった 可能性も でて きます。
② 大国主と いう ナノリの 意味
オホ[大・多]の 語源を 考えて みましょう。上代語として、動詞 オフ[覆・負・追・生]・オブ[佩]、名詞 オビ[帯]・オフ[白貝]、形状言 オホ[大] などが
成立して います。オフ[白貝]が どんな 貝なのか、実態は 未詳との
こと ですが、「オフ[覆・負・追・生]・オブ[佩] 姿」= 貝の 姿 (貝の
カラ[殻]と ミ[身]の 関係)」。そこから、オホ[大・多]の 意味・用法が 生まれた ことが 推定されます。
クニ[国]の 語源に ついて、国語辞典を 見ても、あまり 客観的・合理的な 解説が 見あたり ません。クニに かぎらず、ヤマトコトバの
中で、k-n音語は 少数派の
ようです。2音節動詞は カヌ[兼]が 成立して いる だけで、キヌ・クヌ・ケヌ・コヌ などは 成立して
いません。
わたしの 解釈では、クニ[国]は
もともと 「クネクネ・クネル 境界線」を 表わす コトバ。やがて 領地・国土・国家を
表わす ように なった もの です。
漢語では、多数の k-n音語が あります。カン関guan(→関節)や
コン根ken(カラダからクネクネ 張りだす ネッコ)などの 語音構造が 参考に なります。
英語でも、たくさんの k-n音語が あります。country(国。地方)や
connect(つなぐ) などの 語音構造が 参考に なります。Knee(ヒザ関節),
kneel(ヒザを つく),
knuckle(指関節。ゲンコツ) などの 語頭子音k-は
発音され ませんが、「クネクネ・クネル」姿の ナゴリと 考えれば、ナットク できます。日本語で いう 「歴史 カナヅカイ」に 当たります。
③ スクナビコナの ナゾ
大国主は、スクナビコナの 協力を えて、ようやく 「大国主」としての 役割を はたすことが できました。その スクナビコナ
とは、いったい どんな 人物だった のか?「オホ~」と{スクナ~}という 対照的な ナノリを 分析する 中で、二人の 人物の 実態がすこしずつ あきらかに なる
はずです。オホ[大・多]に ついては、さきほど チェックずみ なので、ここでは「スクナ」を
とりあげます(以下、結論だけ のべます)。
スクナ = スク[鋤] ナ[刃] = スキ [鋤]。ツキ棒や
貝ガラに たよる よりも、金属製の 刃を もつ スキ[鋤]農耕の
ほうが、エネルギーの 消費量を スクナク おさえる ことが でき、農民たちの 生活を スク[助]・タスケル[助] ことに
なります。
結論として、スクナビコナは、「ツキ棒から
スキ[鋤]へ」(金属利器の 時代 到来)を 意味する ナノリ だったと
考えられます。
スクナビコナ(神)の 実態は、海外から 渡来した 先進技術者(集団の リーダー)ですから、日本列島 先住の 大国主神たち とは コトバが 通じ ません。そこで、タニグク やクエビコに たずねまわった あげく、ようやく
「カミムスヒ神の 子」との 証言が えられたと されて います。タニグク[谷蟆] = ヒキガエル = 谷間の 湿地に クグル もの。クエビコ[崩彦] = 山田の ソホド = カカシ[案山子](ツキ棒の なごり)。つまり、タニグクと クエビコは
山田の 住人として 仲間同士で あり、クエビコは スクナビコナ(スキ[鋤]の 神)の 前任者として 「知りあい」の
関係 だった という わけです。
パソコン 不調
今回の ブログ原稿は、おそくても11月すえ までに 公開できる 予定でした。それが、わたし自身の
操作ミスから パソコンが 不調と なり、こんなに おくれて しまいました。まことに 申しわけ ございません。
わたしは いつも、まず ワードで 下書き原稿を つくり、あわせて 写真などの 画像資料を 準備します。そのあと、ブログ画面を
呼びだし、タイトル・画像・本文の 順に コピーして ゆきます。今回も はじめは 順調だった のですが、ある日 突然、ワードで 作成中の 下書き原稿が 画面から
フッと 消えて しまいました。ビックリしました。そしてガックリしました
メカ音痴の わたしは、またしても 甥のDotsさんに 電話して、見て もらいました。これまでにも、しょっちゅう
パソコン不調を おこしては 調整して もらって いましたが、こんどは 段ちがいの 重症 でした。1週間 あまり
かかって、やっと ほぼ 正常な 状態にもどりましたが、この ブログの 下書き原稿が 半年分 以上も 消えて しまった ままです。
わるい 時には わるい 事が かさなる ようで、スマホで 写した 写真の1部が
パソコンに とりこめない ように なって しまいました。「ヨワリ目に タタリ目。ナキヅラに蜂」と いった ところ です。
それでも、体の 状態は わるく ありません。毎週 月曜日は「まちなか」(デイ ケア)へ かよい、木曜日は 訪問 マッサージを うけて いるので、その おかげ かも しれません。パソコン不調 などは
たしかに ショック ですが、この 年齢で まだ パソコンに さわれる だけでも ありがたいと 考える ことに して います。とりわけ、日本語・漢語・英語に 共通する 音韻感覚を さぐる 作業は、ほぼ 順調に すすんで
いる だけで なく、つぎつぎ あらたな 発見に めぐまれて います。「年よりの 冷や水」と いわれる かも しれませんが、本人と しては「一期一会」「日々是好日」です。
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