2014年7月17日木曜日

台風 と 立山 

 
 
白銀公園の花壇A
 
 
白銀公園の花壇B 
 
 
白銀公園の花壇C 
 
 
 
「古事記を 読む 会」追記
前回の ブログで 書きのこした ことを 補足します。
「古事記を 読む 会」は 4月に スタート。7月6日に 第4回例会を すませ、8月は 夏休み という ことに なりました。まずは 第1学年 第1学期を 終了した ばかり ですから、いまの 段階で 会員たちの 学習レベルが どれだけ 向上したかを 議論するのは ヤボな 話だと 思います。
そんな こと よりも、この 学習サークルが このあと 確実に 成長して ゆける ような シクミづくりが できつつ あると 感じられる 点に 注目し 期待したいと 思います。
その 一つが、機関誌の 発行 です。毎回 まったくの 初心者を ふくめて 「輪読」が 強行されます ので、ともすると 消化不良を おこし やすく なります。途中休憩の 時間や、輪読終了後に みんなで 質問や 意見交換の 時間が ありますが、じっくり 討論できる ほどの 時間は ありません。そこで、出席者の 手元に ちいさな カードが 配布され、各自感想・意見・質問などを メモして 提出する ことに なって います。その メモの 内容を事務局五十嵐俊子さんが とりまとめ、機関誌に のせ、つぎの 月例会で 出席者に 配布する という シクミです。  
たとえば 7月6日 発行の 機関誌No.3には、前回(6月8日) 提出された メモの 内容が紹介されて います。
  久延毘古は、どうして(スクナビコナ神の)全てを 知っている のでしょう。
  少名毘古那神は どうして 初めに 名乗らなかったか 不思議に おもいました。何か 言いにくい 理由が あった のでしょうか?
(以下、たくさんありましたが省略)
この「メモ紹介記事」に よって、ひとりひとりの 会員が もって いる 疑問や 意見などが 全会員に 知らされる ことに なります。テーマに よっては、会員の 中に 解説や 意見提案を お願い できる ものも ある でしょう。毎回 2時間しか ない 研修会の時間配分を いろいろ くふうする ことで、初心の 参加者でも 毎回 学習効果を 実感できる ような 研究サークル として 成長して ゆくことが 期待できると 思います。
 
寺田医院の帰り道
7月11日 午前。台風の 進路が 心配でしたが、富山は どうやら 暴風雨の コースからまぬがれた よう です。思いきって、2か月ぶりで 寺田皮膚科へ でかけました。この日は 体調も わるく なかった ので、タクシーは よばず、自分の足で あるいて みようと 思いました。
いつもの とおり 無事 診察が おわり、60日分の くすりを いただいた あと、白銀公園に 立ちより、しばらく 花壇を ながめて から 家路に つきました。
 
台風と立山
台風 8号は 数日 まえ から「最強 レベルの 台風、もろに 日本列島 横断!」と 報道され、富山でも みんな 心配したり、カクゴしたり していたと 思います。結果的には、長野県 ナギソ[南木曽]土石流が 発生して、一家 4人が 巻きこまれ、12歳の 男の子が 死亡する などの 被害を もたらし ましたが、富山県に かぎって いえば、それほど おおきな 被害は なかった よう です。心配して いた 分、ぎゃくに ヒョウシヌケした 感じが した ほどです。
富山県は、常願寺川を はじめ、もともと 暴れ川の おおい ところ です。それだけに、砂防ダムを つくる など 治水工事に つとめて きました。だから、そこそこ 大雨が 降っても、土石流を おこす ことが ない。そんな ふうに 考えたい 気持ちも ありますが、現実は もっと きびしい ようです。沖縄に 上陸した 台風8号が 途中で コースを 変え、本州の 太平洋側を 東へ 進んだ 結果、北陸地方は 台風の 被害が すくなくて 済んだ、という だけの ことで、もし まともに 台風コースに 巻きこまれて いたと すれば、おおきな 被害を うけたに ちがい ありません。
富山県が 台風コース から はずれた のは、こんど だけでは ありません。わたしの 記憶では、むしろ 毎度の こと です。それでは、どうして 台風コース から 富山県が はずれた ので しょうか?シロウトの わたしには よく わかりませんが、「立山連峰が ジャマになって、北上 できなかった」と いう ふうに、かってに 解釈し、ナットクして います。
地震・ツナミ・洪水・土石流など、大自然の イトナミは「ナンデモ アリ」の 世界。人間の 常識では「理不尽」な こと でも、自然界の 現象は すべて「起こる べく して 起こる(原因が あって 結果が 生まれる)と されて います。
富山県が 台風の 大災害を まぬがれて いる のは、短期的に 見れば「アタリマエ」と いえますが、長期的に 見れば「アリガタキ[有難] コト」(メッタに ない こと)と いう べき でしょう。
海抜 三千㍍ クラスの 立山連峰が カベと なって、台風の 北上を 阻止する」と いう 現象を、富山の 住民たちは 「立山大権現 さまの おかげ」と うけとって いる よう です。大自然との つきあいの 中で 生まれた 宇宙観・自然観の 表われ であり、あるいは 一種の「生活の チエ」と 見ても よい でしょう。

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