ひな祭りのご膳 3/3
射的ゲーム 3/25
はるかに望む立山連峰 3/25
いたち川のさくら(A) 3/31
いたち川のさくら(B) 3/31
研修会の「進め方」について
3月1日に開かれた『古事記』を読む会については、前回のブログでご報告したとおりです。おかげさまで、古代国家大和朝廷の成立に当たって、景行天皇や倭建命が果たした役割について、あらためて「歴史の真実」をたしかめる場になったと感じています。ありがとうございました。
ただ、これまで研修会の「進め方」について、すこし気づいたことがありましたので、途中でしたが、イズミから提案させていただきました。それは、「発表者は、自分の考えをまとめ、スジミチどおりシャベルだけで、精いっぱい。出席者全員にナットクしてもらえたかどうか観察する余裕はない」、そこで対策として、「発表者とは別に司会者(議長・進行係)をたて、全員が集中できるように整理したほうがよくないだろうか」という提案です。ついでにいえば、「記録係」を指名するという方法もあります。こうした形式・手続きをととのえ、記録をのこすことによって、研修会のレベルが毎回わずかずつでも向上したか、それともカラマワリしただけか、客観的な判断材料がえられると考えています。
ひな祭りのご膳
3月3日(火)。きょうは、春の節句、ひな祭りの日です。ホームの食膳にひな祭りのカードがかざられ、食後のクチナオシに「桜もち」をほおばることができました。先日からのコロナ・ウイルスさわぎで、なんとなく暗く・さみしい気持ちになっていたのですが、「春は、やっぱり来てくれたんだ!」すこしだけ、元気をとりもどした感じです。
「音の会」中止
3月4日(水)。午後2時から「音の会」開催の予定でしたが、コロナウイルスの感染拡大を受け、集会自粛のため「中止」と知らされました。当然のこととは思いますが、やはりさむざむとした感じがします。
防災訓練
3月9日(月)。午後、ホーム「めぐみ」としての防災訓練が実施されました。事故発生を知らせるサイレンがひびきわたる中、自室から出た居住者が、スタッフの誘導にしたがって昇降口まで移動する。「訓練」の中味は、ただこれだけのことですが、たいせつなのは、参加者ひとりひとりの心構えの問題です。「治ニ居テ、乱ヲ忘レズ」コロナ・ウイルスのこともあります。いつ・なんどき・どんな形でおそわれるか分からない災難にそなえて、これを機会に、思いをめぐらし、カクゴ[覚悟]をきめておくことが求められていると思います。
行事予定、のきなみ中止
これまで、ボランティアの方たちの来訪・出演によって成りたっていた文化活動などが、のきなみ「中止」となりました。
3月12日(木)。「社会人大楽塾」が中止。
3月13日(金)。「移動販売」が中止。
3月19日(木)。「ハーモニカの会」が中止。
つい先日(3/5)「音の会」が中止と聞かされたときは、「あれっ」という感じでしたが、こんどは、「ついに、ここまできたか」という感じ。お先マックラで、あかるいヒカリが見えてきません。
3月21日(土)。13:30~14:40、長念寺での彼岸法要も、ホームからの「自粛要請」で、「欠席」することにしました。
カミキリの日
3月24日(水)。午後1時すぎ、6fの特設「理容室」で髪をカットしてもらいました。いつもなら、定刻まえから順番まちのお客さんが2~3人席についていたのですが、この日わたしがのぞいたとき、先客はひとりも見あたりませんでした。先日から、「面会禁止」、「外出自粛」が通達されているので、その影響かと思われます。
射的ゲーム
3月25日(水)。午後2時からのリクレーション・タイム、9fで「射的ゲーム」に参加しました。三段組みの射的台がセットされており、至近距離の座席にすわり、銃にこめたコルク弾を命中させていると、春まつりの屋台であそんでいるような気分になってきました。
白雪にかがやく立山連峰
射的ゲームをたのしんだあと、ドアをあけてベランダに出てみました。雲ひとつなく快晴。9階ベランダからの景色ですから、あたり一面、高層ビルが背くらべしている光景ですが、そのはるか彼方に、雪をいただいた立山連峰が白くかがやいている姿が見えます(写真では、分かりにくいかもしれませんが)。「富山は、国のマホロバ」と歌いたくなる気分です。
「面会禁止」と[外出禁止]
3月30日(月)。コロナ・ウイルスの感染防止対策の影響が、この「老人ホーム」の生活にまで、ジワジワおよんできたようです。つい先日までは、「富山県内の感染者セロ」ということで、割と気楽に考えていたのですが、「家族でも、面会禁止」と書面で通知されたとたん(3/24)、「アリャー」という気持ちになりました。
わたしは「老人ホーム」に入居したのを機会に、さまざまな会合への出席を見なおしました。「富山市民国際交流協会」や「富山市日中友好協会」などは、「脱会届」を出してはいませんが、なんの活動にも参加していません。そんな中で、「日本海文化悠学会」と「『古事記』を読む会」の月例会だけは、出席しつづけてきました。しかし、自分の体調のおとろえから考えた結果、「悠学会」への出席は1月24日(新年会)かぎりで、ウチドメとさせていただ
きました。
さいごに一つだけのこった『古事記』を読む会」ですが、
その月例会(4/5)を目前にして、こんどはホーム「めぐみ」
から「外出許可」が出るかどうか、心配になってきました。
施設長さんに「外出許可」をお願いしましたが、「市当局と
も相談しての結論」として、「許可できない」とのことでし
た。
その月例会(4/5)を目前にして、こんどはホーム「めぐみ」
から「外出許可」が出るかどうか、心配になってきました。
施設長さんに「外出許可」をお願いしましたが、「市当局と
も相談しての結論」として、「許可できない」とのことでし
た。
そこで、わたしはすぐメールで、『古事記』を読む会あて
に「4月5日の研修会には欠席します」と報告しておきまし
た。気ごころの知れた仲間たちと、すきなだけしゃべった
り、聞いたりすることができる、唯一の場でしたが、ここで
中断して、このさき、どれだけ待てば再会できるやら、見当
がつきません。たいへんなショックです。
に「4月5日の研修会には欠席します」と報告しておきまし
た。気ごころの知れた仲間たちと、すきなだけしゃべった
り、聞いたりすることができる、唯一の場でしたが、ここで
中断して、このさき、どれだけ待てば再会できるやら、見当
がつきません。たいへんなショックです。
【追記】4月1日になって、「いろいろ検討した結果、4月研
修会は中止し、つぎの研修会日程については改めて案内す
る」と連絡がありました。エィプリル・フールならぬ現実と
いうヒニクを痛感。
いたち川のさくら
3月31日(火)。快晴。午後、「機能訓練」の一環として、「めぐみ」スタッフが運転するクルマで、さくら見物につれていっていただきました(女性二人と同行)。大泉町のドンドコあたりから、「お地蔵さんの水」で有名な」石倉町、雪見橋などをめぐり、やがて松川との合流地点まで、いたち川べりのさくらを満喫しました。開花宣言を聞いたのは、つい2~3日前だったかと思いますが、もうほぼ満開といってよい状態でした。
このさくらは敗戦直後、わたしが中国から引きあげてきた年(1946)に植えられたもので、高さは大人の背たけほどありましたが、その幹の太さは、コドモのウデほどしかない、カボソイものでした。強風でフキ倒されないようにと、ツッカイ棒がそえられていた姿をおぼえています。それが、いま見ると、腰まわり(尻まわり)は、人間の数倍。枝・葉をひろげ、花をかざす姿は、数十人の大家族集団の祭りさわぎを連想させ、たしかに圧巻です。
ことしは、コロナ・ウイルスのこともあり、いたち川のさくら見物はムリだろうと、あきらめていたやさきに、よい思い出のタネをいただきました。ありがたいです。
修会は中止し、つぎの研修会日程については改めて案内す
る」と連絡がありました。エィプリル・フールならぬ現実と
いうヒニクを痛感。
いたち川のさくら
3月31日(火)。快晴。午後、「機能訓練」の一環として、「めぐみ」スタッフが運転するクルマで、さくら見物につれていっていただきました(女性二人と同行)。大泉町のドンドコあたりから、「お地蔵さんの水」で有名な」石倉町、雪見橋などをめぐり、やがて松川との合流地点まで、いたち川べりのさくらを満喫しました。開花宣言を聞いたのは、つい2~3日前だったかと思いますが、もうほぼ満開といってよい状態でした。
このさくらは敗戦直後、わたしが中国から引きあげてきた年(1946)に植えられたもので、高さは大人の背たけほどありましたが、その幹の太さは、コドモのウデほどしかない、カボソイものでした。強風でフキ倒されないようにと、ツッカイ棒がそえられていた姿をおぼえています。それが、いま見ると、腰まわり(尻まわり)は、人間の数倍。枝・葉をひろげ、花をかざす姿は、数十人の大家族集団の祭りさわぎを連想させ、たしかに圧巻です。
ことしは、コロナ・ウイルスのこともあり、いたち川のさくら見物はムリだろうと、あきらめていたやさきに、よい思い出のタネをいただきました。ありがたいです。
富山県でも感染者発生
コロナ・ウイルスの感染者数について、3月30日の北日本
新聞朝刊では、「東京68人(富山県ゼロ)」と報じていま
したが、その直後、事態が急変しました。
新聞朝刊では、「東京68人(富山県ゼロ)」と報じていま
したが、その直後、事態が急変しました。
31日朝刊、「県内初確認…富山の20代女性」
4月1日朝刊、「県内2人目感染…南砺の20代看護師…東京 78人」
2日朝刊、「新たに3人、計5人。京産大生と食事」
これまで、コロナ・ウイルスは「よそさまの家での災難」
という感じでしたが、ここまで来ると、「今日・明日にで
も、わが家にまで土足でフミこんでくるかもしれない」、お
そろしさで、体がふるえてくる思いがします。
という感じでしたが、ここまで来ると、「今日・明日にで
も、わが家にまで土足でフミこんでくるかもしれない」、お
そろしさで、体がふるえてくる思いがします。
日本政府の対応の仕方も、目まぐるしく変化しました。は
じめは、ことし夏開催予定の東京オリンピック大会を断乎
実施するとの姿勢を見せていましたが、まもなく「1年間延
期して実施」の姿勢に変化しました。しかし、まだウイルス
の正体も分かっていない状態ですから、来年夏までに、世界
規模の感染がおさまり、東京大会成立の条件がととのうとい
う保証はゼロです。また、開催地東京の受け入れ態勢ができ
たとしても、世界各国から選手たちが出場してくれなけれ
ば、東京オリンピックは成功できないでしょう。
じめは、ことし夏開催予定の東京オリンピック大会を断乎
実施するとの姿勢を見せていましたが、まもなく「1年間延
期して実施」の姿勢に変化しました。しかし、まだウイルス
の正体も分かっていない状態ですから、来年夏までに、世界
規模の感染がおさまり、東京大会成立の条件がととのうとい
う保証はゼロです。また、開催地東京の受け入れ態勢ができ
たとしても、世界各国から選手たちが出場してくれなけれ
ば、東京オリンピックは成功できないでしょう。
いずれにしても、「人類の破滅」をにおわせる戦争、「第
2次世界大戦をこえる」かもしれない」大規模な戦争です。
「自分たち(国・民族)だけ、生きのこればよい」とい誘惑に
まけて、「国や民族間の抗争」がはじまるようになれば、
「全人類対コロナ・ウイルス」の構図がくずれ、「人類破滅への道」をひた走ることになるでしょう。
2次世界大戦をこえる」かもしれない」大規模な戦争です。
「自分たち(国・民族)だけ、生きのこればよい」とい誘惑に
まけて、「国や民族間の抗争」がはじまるようになれば、
「全人類対コロナ・ウイルス」の構図がくずれ、「人類破滅への道」をひた走ることになるでしょう。
k-k音英語の基本義…日本語の系譜(第12回)
前回は学習不足のため、k-k音漢語の語彙数予測をあやま
り、予想をはるかにこえた大量の資料を処理するのにテマ・
ヒマがかかり、ブログの更新をおくらせてしまいました。申
しわけありません。
り、予想をはるかにこえた大量の資料を処理するのにテマ・
ヒマがかかり、ブログの更新をおくらせてしまいました。申
しわけありません。
それにこりて、今回「k-k音英語の基本義」解説にあたっ
ては、できるだけテマ・ヒマをかけず、ぎゃくに自分が主張
したい点は強調するように心がけました。いささか強引すぎ
る感じがあるかもしれません。ご異論があれば、お聞かせい
ただきたいとぞんじます。
ては、できるだけテマ・ヒマをかけず、ぎゃくに自分が主張
したい点は強調するように心がけました。いささか強引すぎ
る感じがあるかもしれません。ご異論があれば、お聞かせい
ただきたいとぞんじます。
以下、A.H.D.(アメリカの遺産・英語辞典)フロク「インド・ヨーロッパ語根とその派生語」
(一覧表)の中から、関連項目をご紹介します。IE語根・基本義・派生語の順。日本語訳および各項*印以下の「注」は引用者の責任。
Gau- (to release解放する) gaudy¹はなやかな,joyよろこび, enjoy楽しむ,
rejoiceよろこぶ. *IE語根のgau-は、ヤマトコトバでいえば、トク[解]などにあたるコトバですが、音形の面でgau-とトクとの共通点をさがしても、なかなか見つかりません。それでもなお、しつこくさがしてみると、やっと見つかりました。gau-のg-とトクのtoは、いずれも「語頭もしくは語尾にk-, g-音をもつ」という点で共通というわけです。その点からいえば、漢語の「カイkeg解jie」などはもともとk-k音タイプのコトバなので、gau-と対応関係をもつ語音といえそうです。カイ[解]の字形についても、「角+刀+牛」(刀で牛の体や角をバラバラに分解すること)の会意モジと解説されています。ちなみに申しそえますが、ローマ字で「k^とg-」のようにちがった字形で表記すると、日本人の耳の感覚では、まるでちがった系統の語音かと感じることがありますが、英語や漢語の文脈では単なる「交替関係」と見られているようです。日本語のばあいでも、「50音図」という呼び名のとおり、カ行音・サ行音タ行音・ハ行音のコトバについて、清音と濁音のチガイを無視し、それぞれ一括したものを一つの「音グループ」として計算しています。まったくおなじ発想かと思われます。
Ghe- (to release賃貸契約を更新する, let go行かせる) go行く, ago以前, heir相続人, heritage遺産, gait歩きぶり.*ヤマトコトバのク[来・消]・イク[生・射来・息来・行]・ユク[行]・ヤク[矢来・焼]などのク(k)音がもつ「共通基本義」が連想され、国籍や民族のチガイをこえた共通感覚を、カスカながら感じとることができます
Gheu- (to pour注ぐ, pour a libationお神酒) gutはらわた, funnel煙突,
fusion融解, confuse混乱させる, refuse¹こばむ.*k-,g-音を発声する時、口や肺にイキをため、そのイキをクチから一気にハキダス・フキダス・goサセル・ユカセル[行]。呼吸器官や酒造りのハタラキを表わす語音。その途中でハラワタや煙突の中をクグッタリ、酵素のハタラキで細胞が分裂(融解)してサケ[酒・裂]になったりする。うっかりしていると、酒造りの作業をrefuseされ、計画が混乱することもあります。
Gheu(e)- (to callさけぶ, invoke祈願する) god神,
giddyめまいがする.*声帯をフルワセ、イキをgoサセル・ユ[行]カセル姿。メマイがするとき、人は無意識のうちに、godにむかってgoすることになります。
Gwa- (contracted短縮された from gwae; to go行く) come来る, become~となる adventure冒険, convenient便利な, eventできごと, invent発明する, base¹土台, basis基礎,
acrobat軽業師. *カムを発声するとき、上下のハ[歯]がカミあってクル[来]姿がcome. Becomeの beは、アル・アラワレル姿。あらたな企画にむかってgoする・ブチアタル姿がadventure。あらたな企画がつぎつぎ実現し、現実となれば(become)、これほど便利な話はありません。ただし、器具の発明でも、カルワザのワザでも、その土台の部分がしっかりカミアッテいる・ユルガナイことが前提条件です。
Gwei- (to live生きる) quickすばやい, vivid目のさめるような, vital活気のある, vitaminビタミン, whiskeyウィスキー, bio-ギリシア語系造語要素。Lifeの意, hygiene衛生学.*v-音はクチビルの音。B-, m-音などと交替関係にある語音と考えてよいでしょう。日本語ウム[生・産]・ウマレル[生・産]・マ[目・間]・ミ[見・身・実]・ム[産]・メ[目・芽・女]、漢語マ・バ[馬・媽]・ボ[母]、英語mamma, mother, marryなど、いずれも民族のチガイをこえて、共通の音韻感覚から生まれた語音と思われます。つまり、「m-音を発声するとき、発声器官に生まれる感覚」と「男と女が結婚して、コドモが生まれるまでの経過」とのあいだに共通点があるとの視点から生まれた語音と考えられます。
Gwhi- (threadより糸, tendon腱) filament糸状のもの, file¹とじ紐, profileプロフィール.*g-(go),
w-(wind), h-(hew?)などのイメージを総合したものとして、filament, fileなどの語が生まれたことが推定できそうです。
Gwou‐ (ox雄牛, bull雄牛, cow雄牛) cow¹, beef牛肉, bugle¹軍隊ラッパ, butterバター. *前項参照。「g-+w+ou」の構造。Go, windの語音から「糸状」、「腱」が連想され、やがて「筋骨たくましい雄牛」、「勇壮な音色をひびかせる軍隊ラッパ」、「牛肉のアブラ身からとれたバター」などが連想されたことが考えられます。
ka- (to like好む, desireのぞむ) whore売春婦, caressそっとなでる, charity慈善, cherishいつくしむ. *かるくヒッカカル・ヒッカケル姿。
kai- (heat熱) hot熱い, heat. *つよく・おもく、ヒッカカル・ヒッカケル姿。また、加熱して、カリタテル姿。漢語カイ開kaiと音義とも対応する語音。漢語では、「湯をワカス[沸]」ことをカイスイ「開水kaishui」といい、お湯のことも、kaishui(ワカシタ水)とよんでいます。ヤマトコトバのカルkaru[駆]は、漢字カイ[開]の上古音k’erに対応する語音と考えると分かりやすいでしょう。つめたい水は、加熱され、カリタテラレルと、カルくなり、まわりをカキワケ、ワキあがります。度がすぎると、水分が失われ、やがてカル[涸・枯]・カレルことにもなります。
kakka- (to defecate脱糞する) poppycockたわごと, cacophony耳ざわりな音.*子音はk-だけ、母音はa-だけ。そのkaをくりかえすだけの、単純・明快、熱気のこもった語音。ウソ・クソをコク[扱]ときの感覚。「脱糞」とは、生理的に必要な作業ですが、敵から攻撃されたばあい、反撃する余力がない、きわめて危険な状態です。そのため、日常生活の中で、「めったにクチにしてはいけない」コトバとされています。日本語でも、「カッカしている」といえば、「興奮して、平常心を失っている」状態をさしています。ついでにいえば、メンドリcockがタマゴをウム姿から、日本の擬態語コキリ・コッキリ・コキン・コクリ・コックリ・コックン・ゴクゴク・ゴクリ・ゴックリ・ゴクン・ゴックンなどを連想することもできます。
kau- (to hewたたき切る, strikeうつ) hew, haggle口うるさく値切る, hoe鍬, hay干し草.*クイ[食]ツク・カミ[嚙]ツク姿。日本語クワ(<クハ)[鍬]は、動詞クウ(<クフ)[食]の未然形兼名詞形。クイ[杭]は、その連用形兼名詞形。
keg- (hook掛け釘, tooth歯) hook, heckleやじり倒す, hack¹切り刻む.*カク[搔・懸・欠]・カカス[欠]・ヒッカケル・クイ[食]ツク・カミ[嚙]ツク姿。
kei¹- (to lie横になる; bedねどこ, couch長いす; beloved最愛の, dear親愛な) city都市,
civic都市の, civil市民の, cemetery共同墓地.*ヒッカケル・・ヒッカカル・ヒキヅル姿。
Kei²- (to set in motion動かす) cite招集する, excite興奮させる, inciteはげます, kinetic動的な.*カク・ヒッカク・カキマワス・シゲキする・ウゴカス姿。
Kekw- (to excrete排出する) copro-“dung”の意を表わすギリシア語系造語要素.*kakka-の項を参照。コッポリ・コッキリ・ゴックンとコキおとす姿。
Keu- (to perceive気づく, see見る, hear聞く) hear, acoustic音の, show見せる, sheenかがやき.*「k-+u(v)」の構造。「キ[杵]がクル[来]」、「キ[杵]がフル[触・経・振]」などの姿。耳もとで、かるくkickすると、効果抜群、よくキコエル。よくキク[利]。
Keue- (to swellふくらむ; vaultアーチ形天井, holeあな) caveほら穴,
cavern大洞窟, concaveくぼんだ,
excavate掘りぬく, church教会.*「キ[杵]がクル」姿。キのハタラキによって、アナ[穴](安全な空間)が現われる。
Ko- (stem of
demonstrative pronoun meaning“this”指示代名詞の語幹) he彼は¹, him彼を, his彼の, her彼女の、彼女を, itそれは、それを, hereここ, henceだから,
et ceteraなど. *k-音を発声する途中でヒッカカルものの例示。指示代名詞だけで、これだけあります。時間があれば、日本語コレ・コノ・ココなどのko音との対応関係をしらべるのもおもしろそうです。
Ko- (to sharpenとがらす, whetとぐ) cone円錐.*ロやカイを水中におろしてコグ[漕]姿が連想される語音です。また、ヤマトコトバのコ[小・粉]や漢語のコク[刻]などとの対応関係も考えられます。コグ姿=コク[扱]・シゴク姿=コク[刻]の姿=トガラス・スルドクする姿。
Kwei¹ (tu pay支払う, atone罪をつぐなう, compensate補償する) pain痛み, penalty処罰,
punish処罰する, impunity刑罰をまぬかれること.*キ[杵]のハタラキは、器具の生産など、プラスの面がおおきいのですが、ヒッカカル・カケル[欠]など、マイナスの面があることも事実です。その実態を認めることから、「加害者を処罰する」、「被害を補償する」などを意味するコトバも生まれてくるわけです。
Kwei² (to pile up積みかさねる, build建てる, makeつくる)
cheetahチータ, poem詩, poet詩人.*動物の姿や詩歌の姿を、建築物とおなじく「構造物」としてとらえる視点から生まれたコトバ。土台となるアシクビからはじめて、アシ[足・脚]・胴体・ウデ・テクビ・クビ・アタマと、一段一段ツミカサネル感覚です。
kweie- (to rest休息, be quietじっとしている) while間(時間), tranquilおだやかな, coy内気な, quiet静かな. *テマ・ヒマかかる作業そのものをカク[欠・闕]・カカス・ヤスム・ジッとしている姿。
kwo- (stem of relative
and interrogative pronouns関係代名詞・疑問代名詞の語幹) whoだれ, whatなに, whyなぜ, whichどれ, howいかに,
whenいつ, whereどこ, whether…かどうか, neither…でも…でもない, eitherどちらかの, quote引用する, quality性質, neuter中性の, alibiアリバイ.*まっすぐgoする・クル[来]・クリヌク・ツラヌク途中で、なにかがヒッカカル・カンケイ[関係]する姿。人間関係・品質関係・位置関係・時間関係・方式関係など、さまざまあります。日本語でも、カ音は疑問詞として定着しています。また、場所を意味する接尾語(ココ・ソコ・アソコ・ドコ)としても利用されています。さらにいえば、漢語でも、疑問詞カfar何he(ナニ)との対応関係が推定されます。Go through するには、途中でヒッカカルもの(=カ[何])をマタグ(カk’uag跨kuag)、スギル(カguar過guo)などの作業が必要になるわけです。
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