2022年3月31日木曜日

カテーテル(管)のシタタリ

 コップにハシ[箸・橋]をカケル




富山城址散歩


花小鉢


黄葉


加納耳鼻科医院


大ミソカの「年越ソバ」


コップにハシ[箸・橋]をカケル

818日(水)午後、機能訓練の時間に、「コップにハシ[箸・橋]をカケル」ワザに挑戦しました。プラスチックのコップを川や海に見立て、その上にワリバシ[割箸]を乗せるだけで、「ハシ[]をカケル[架]」姿に見せるというワザです。この種の挑戦では、失敗するのがあたりまえ。宇宙重力の原理原則にしたがい、試行錯誤をくりかえします。

ワリバシは、すこし軽すぎの感じで、こちらが吐き出すイキ[]に吹かれて転がりおちたりします。前後左右のバランスを見きわめ、なんとかして、ハシを乗せてゆきます。制限時間1分のあいだに、どうにかこうにか、ワリバシ10本、エンピツ2本を

ノセカケルことができたようです。自分としては、精いっぱいの成績です。

 

富山城址 公園

 915()、老人の日。午後、機能訓練の時間に、富山城址 公園まででかけました。快晴にめぐまれ、松の木の枝ごしに天守閣を仰いだり、お堀で一羽の白鳥が水浴びしているのをながめたりしていました。

天守閣といえば、江戸時代築かれた富山城に天守閣はなかったとのこと。戦後になって、富山城再建の議論が始まったとき、せっかく再建するなら,ゼヒとも天守閣を建設したいという意見が圧倒的多数を占めたようです。 

天守閣建設を抑制する制度は、徳川幕府時代のものであり、いずれも遠のむかしに廃止されています。天守閣をささえる土台用の岩石としては、むかしからの規格を満たす岩石がそろっていたこともあり、こんどこそ、ダレにナンの遠慮をすることなく、堂々と天守閣を建設すればよいということになったようです。

この話、いまどき聞かされても、案外、サックリ・シッカリ・スッキリ・ソックリ、ワ[]かるような気がします。

 

花 小鉢  10/30    3933   

1030()午後、7f食堂縁側で、花小鉢をながめていました。花のナマエを調べもせず話しかけるなど、失礼な点については、お許しください。こうして、あらためて観察してみたところ、右手やや高く、まっ赤な花が3個咲いており、左手やや低く、やや大輪の黄色い花が1個だけ咲いています。この縁側で、太陽のヒカリを満身で浴びながら、ここまで成長し、花を咲かせてきました。花のアカとキイロ、葉っぱのミドリ、これら3色は、すべて太陽のヒカリのたまものであり、若いイノチの健在ぶりをアピールしているものと感じられます。

 

黄葉(飛行場付近)   3957   

118()午後、たまたまMioriさんのクルマで、飛行場近くまでドライブしてきました。道路わきの駐車場に数台のクルマが並んでいて、その奥の方が神通川の土手になっています。その土手に植えられた並木が、いままさに紅葉のマッサカリといった感じでした。

おなじくコウヨウといっても、赤茶色の紅葉にまじりあいながら、イチョウなどキイロの黄葉の方が、今季最後の「青春のカガヤキ」を歌いあげているように感じられました。このあとは、風に吹かれて飛び散らされた落葉が、地面にキイロのジュウタンを敷きつめることぐらいで、おわりです。そして、やがてしばらく冬眠の時期にはいります。ごくろうさまでした。どうぞ、ゆっくりとお休みなさい。

 

加納耳鼻科医院      3979  

1118()。午前中に、加納耳鼻科医院で検診をすませました。以前に、こちらで検診していただいた結果にもとづいて、補聴器を購入したいきさつがあり、こんども、いさしぶりで検診を受けに来たわけです。

いまのところ補聴器なしでも、日常生活でガマンできないほどの苦痛は感じていないので、

普段は着用していません。検診の結果、そのご聴力は落ちていないことが分かり、ひとまず安心しました。記憶力がガタ落ちしていることにくらべ、これはほんとうにアリガタイことです。帰りぎわ、玄関わきに植えこまれたカエデの紅葉のミゴトさに、しばらくみとれてしまいました。生きているものが持っている「イノチのカガヤキ」を見せつけられる思いがしました。

 

オオミソカの年越しソバ

1231()。オホミソカ[大晦日]。ことし最後、ドンヅマリの日。この日、夕食のメニューは、定番の「年越しソバ」でした。

『広辞苑』では、「[蕎麦]…古名ソバムギの略。タデ科の一年生作物。原産地は東アジア北部とされ、中国・朝鮮から日本に渡来。中国・ロシアに多く栽培」と解説されていますが、いまイズミの感覚では、ソバ[蕎麦・傍・側]はもと同源の1語。上代語の段階で、2音節動詞ソフ[沿・添]が成立している。その未然形兼名詞形ソハから、ソバ[側・傍・蕎麦](名詞)が生まれたと考えることもできそうです。ソバ[蕎麦]は、もともとソバムギのタネ(種子)のことであり、イネやムギの種にくらべ、ウスク[]・ヒラタク[]・ソリカヘル[反返]姿を見せています。

ムギ[]が西方から伝来したときは、/mrk/のような音形でしたが、漢語はすべて「単子音+母音+単子音」の構造になっており、二重子音を採用することはできません。そこで、とりあえずkak[]r(l)ak[]、二つのワク[]で受けいれることになりました。

 ここで、両音タイプの漢語をあらましとりあげ、その音形と基本義との対応関係について考えてみましょう。

カクkak…各(おのおの・それぞれ)・格(固い心棒。>人格・性格・品格・格子)・挌(打つ。>格闘)・喀(吐きだす。>喀血)・客([]ル・ヒッカカル人。まろうど)・閣(①扉がいきすぎないように止める、杭や石。②たかどの)。<考>カク[]は「固い心棒」のこと。樹木は、一本一本がオノオノ独立した存在であり、ソレゾレの個性をもっています。このことは、人間の「人格」についても、おなじコト[事・言]がいえます。信頼できる品格の樹木を用いることで、タカドノ[高殿・楼閣]を築くことができるように、信頼できる人格者を登用することによって、「内閣」を立ちあげることもできるわけです。

 

ラクr(l)ak…洛(川の名。地名。>洛陽・洛内)・絡(①マトウ。カラム。カラマス。②つなぐ。つながる。)・落(落ちる。落とす。落ちつく)・酪(乳酸飲料)・烙(焼く。アブル)・略(①おさめる。②はかる。はかりごと。③手数をはぶく。近道。④ほぼ。あらかた。⑤おかす)・楽(①音楽。②かなでる。③たのしむ。)<考>固くて、ヒッカカリ、落ちこんでしまう姿。その対策として、あちこち連絡し、転落しないよう支持をとりつける。近道するなど、できるだけ楽な道をえらび、気分が落ちこまないよう、ウキウキした気分で、日常の生活を楽しむようにする。

ラ行音には、l 音と r音の2種類があり、漢語や英語などでは区別して使用されています。まっすぐツキデル姿を表わすl-音と、クルクル・グルグル・コロガル姿を表わすr-音との2種類です。アルファベットの字形を見ても、l-は「まっすぐツキデル・ノビデル姿」、r-は「トンボ先がクルクル・コロガル姿」を表わしています。

日本語では、その区別を意識することがなく、ほとんどの場合、r-音をたよりにしてカル・キル・クルなどの作業をすすめているのが実態です。つまり、日本語クル音の表記法は、世界規模で見るかぎり、時代おくれになっていないか?思い切って、kalukarukilu : kirukulu : kuru方式に切りかえてみタラなどの議論が出てくるかもしれません。

 しかし、あわててそんなことをしたら、予想できなかったほどの大混乱がおこるかもしれません。l-, r-音のちがいについて、大多数の日本人が、はっきりした判断力を持っていないと思われるからです。カル[刈・借・狩・駆]・キル[切・斬・着]・クル[来・繰・刳]などのドレとドレがl-音で、ドレとドレがr-音か?この質問に、自信をもって即答できる日本人はほとんどいない、というのが実態です。いまは、なによりまず、問題の基本について議論を積みかさね、万が一の混乱を予防することが必要かと思われます。

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gerbh-(to + scratch)k-p音の英語日本語の系譜(第27回)

A.H.D. アメリカの遺産、英語辞典、フロク:インド・ヨーロッパ語根とその派生語(一覧表)にしたがい、語根・基本義・派生語の順にとりあげ、紹介します。

scratch カル[刈・狩]。カブリツク・クフ・クラヒツク姿。

carve 彫る。手や道具を使ってホル。

 crab¹カニ。ハサミで、カミツク、カミキル。

  crawl¹這う。床や地面に居て、ハヒマハリ、クラヒツク、カラミツク姿。

  gram¹グラム。質量の単位、モノが地面にクラヒツク、その姿=クラヰ[位・坐居]

      grammar文法。コトバ同士、カミアフ、カミアハセル、クミアフ、クミアハセル 姿。

       paragraph文節。文句のカミアハセ、クミアハセ。

       programプログラム。作業のカミアハセ、クミアハセ。

ghabh- (to give 与えるor receive受け取る) <考>「キ  [][振・経・触]」の姿。男性器が来

て、女性器とフレ[振・触]アフ姿。来 て、ふれ[振・触]て、ついでにナニかを残す、渡す、

与へる、カブセル[]姿。 あらたまの年がき[]ふれ[振・経・触]ば、あらたまの月は

きへ[来経]ゆく、うべ[]な、うべ[]な、君待ち難に、我がけ[]せるオスヒ[]の裾に月  

立たなむよ(記・景行)⇔キフ[給・急]。

    give与える。「き[][振・触]」の姿。⇔キフ[給・急]。

    forgive許す。相手が求めるモノ(=許し)giveする。

    gift贈りもの。giveされたモノ。

    able  ~ができる。アフ[]ル、アフレダス、アフレデル、アフレテ、ワカ[別・分]

ルさま。フリワケ[振分]出来る。(ナニかが出テ来ル。可能だ。<考>ワキ[]へ  

支給する姿。

    dueすぐに支払うべき。<考>同上。

    duty義務。<考>同上。

ghebhel-(head あたま。かしら) カブリ[被・齧]ツク、カシル[]、カジル[]姿。

    gable 切妻・破風。建築物の頭部を、人間のアタマ・カシラに見立てた語音。風をカ

ブル[被・齧]姿。

ghrebh¹ (to seizeつかむ。にぎる。 reach着く・届く) 手をクリ出してツカム・ニギル  

手もとまでトドケル。

    graspギュッとつかむ。クラヒ[]ツク姿。

grab²引っつかむ。クラヒ[]ツク姿。

ghrebh² (to, dig掘る,burryイガ・トゲ・ヶバで一杯の, scratchヒッカク)  <>クル・

エグル姿。

 engrave彫りつける。クヒチギル姿。

 grave¹墓穴。掘りぬいたアナ[]。ホラアナ。クリヌカレ、クヒトラレ、ホリヌカ

レタ姿。

grub 甲虫などのずんぐり型で、動きの鈍い幼虫。クリヌカレタ、カラ[殻・柄]・ガ[殻・柄]

groove みぞ。カラのウチガハ[内側]が、カラ[空]ッポな姿。

gleubh- (to tear apart チギル, cleave シガミツク)

    cleave¹シガミツク、

 clove¹チョウジ[丁子](香料)。カヲリ[香・薫]がクヒ[]コム姿。

    clever 賢い、よくキ[]レル姿。

gwere=¹ (heavy 重い) <>オモ[母・乳母]、オモ[](人の顔。モノの表面)、オモカ  

[面影]、オモシ[]、オモシロシ[面白]、オモチチ[母父]、オモテ[面・表]、オ

モト[御座](おそば)、オモネル[阿]、オモヒ[]、オモヒ[]マツハル[]、オ

モフ[]、オモムク[趣]、オモワ[面輪](顔つき)。

  grave² 彫る。キリコム,クリコム、クヒコム姿。

 grief悲しみ。エグ[]ラレル姿。

kakka- (to defecate 脱糞する) <考>クソ[]をコク[]。シゴク[]・ヒッカク[引

掻]姿。

poppycockたわごと。<考>poppyは、ケシのこと。cockは、オンドリ・カシラ・  

親分。コク[]・シゴクもの。

   cacophony 不協和音。<考>caco-は、bad を意味するギリシア語から借用の造語要   

素。phonyは、音声の意。

kap- (to grasp しっかりとつかむ) <>カブリツク・カブサル・カブセル姿。

 have 持っている。同上。

    heavy 重い。オモ[母・面(人の顔、表面)、オモテ[表・面、主な手]、オモナ[]<>

オモフ[思・ 念]に通じる語音。オモ[]は、動詞ウム[生・産]と同源で、「ウム[]

ト[人]」の意か。

 hawk¹ タカ[]。カブリツク姿。

  cable太綱。イト[]同士、カブル・カブサル・カブセル姿。

  capable 有能な。カフ・カハル・カヘル、カハル(カハ[]をハル[張・貼])、カハル 

[変・代・替]。(変化の可能性がある。)

          catch ツカム。まわりのモノにカツカル、その相手にカブリツイテ,ハナ[サナイ。

  accept 受け入れる。カブリツキ、「我が物」として取リアゲル。

            occupy 占める。取る。オク[]までクヒコミ、カミ[]シメル「占・締」姿。

receive 受け取る。ウケイレル[受入]・シイレル[仕入]

recover 受け取る人。クヒついた姿勢のまま、受け取る姿。

capsule  カプセル。<考>カブセル[被]もの。

kaput- (head ) 頭が胴体にカブリツク[被付]、カブト[兜・甲]の姿。

     head アタマ[]・カシラ[]。もともと、「k音+t音」の構造。カツ・カツカルこと  

により、カタマル・カタメル姿。

         captain カシラ[]。胴体にカブル・カブリツクもの。

capital 首都。國や地域にカブサル姿。

cattle 家畜。頭部の体形(胴体に被サル姿)に着目した命名。

            chapter 章。文句が被サル姿。

            chief カシラ。被サルモノ。

kerchief 首巻。特に、婦人が頭にカブル[]四角の布。

kerp- (to gather集める, harvest収穫する) カル[刈・借・狩]・カリ[刈・借・狩]アツメ  

ル・クヒ[]ツキアツメル。

harvest 収穫。クヒコミ、取リコム。カブリツキ、取リコム姿。

carpet ジュウタン[絨毯]。繊維が被リツク姿。

keue- (to swellふくれる, hole穴をホル[]、カブリツク)

 cave ホラアナ[洞穴]。カブリつかれ、[]をアケ[]られた姿。

    concave, 凹型の。掘ラレ、食ヒコマレ、クボム姿。

    excavate クリヌク。クヒツキ・カブリツキ・ツキトホス姿。

 church 教会堂。<考>信者を収容するためのクラ[蔵・倉・庫・坐・座・位]、フク

ラミ[]をもつ姿。

kob- (to suit似合う, fitふさわしい, succeed成功する。<考>カブ[]・カブラ[]・  

カブル[]・カビ・カビル・コヒ[恋・鯉]・コビ[]・コビル[]・コフ[恋・乞]

happen たまたま起こる。パッと・カブセル姿。

happy 幸運な。たまたま、カブル・カブサル姿。

hapless 不幸な。

kwrep- (bodyカラダ[]) <考>カワ[]カブル[被]ものの意。

 corporal¹身体の。カラダ[殻手・空手・体]の。

corps兵団。カラダ[体・殻手・空手]の姿。

corpse 人間の死体。同上。

kwet- to shake 振る、揺さぶる)ヤマトコトバ 「ケツ[](現代音ケス)の姿。

     squah-² 押しつぶし、クシャクシャにする。⇔スク[透・鋤・空・好]・スクナシ 。[]・ス

コシ[]

discuss  討論する。<考>discusは、円盤。⇔円盤をカコ[囲]ミ、ノム[飲]・ク

フ[食]・シャベル姿。

 rescue 救い出す。カブリ[]ツキ、ヒキトル[引取]

kwetwer- (four 4) カツ・カツカル・カチワル・カブル・カブサル・カブセル・クヒコ  

ム・クヒコマセル・ケヅラレル姿。 four 4。十字型。タテ・ヨコ4分割された姿。

    forty 40。

    fourteen 14.

  square  真四角。シカク[仕掛](しかける)・シカル[然在・叱・被敷]・スクフ[]

スクハセル[]・スクハレル[被救]・スゴキ[]・スコブル[](四角四面の姿に

なる)などのさま。

  fourth 4の。

      quarter  四半分。

kwo- (stem of relative and interrogative pronouns 関係代名詞や疑問詞の語幹) <考> k- 音は日

本語カ行音に対応し、w-音はクチビルの音として、ハ行音に対応する語音。 クヒ[]コム、

[]ハメル[](混・篭)、ハリコム、ワリコム姿勢を示す。

 who だれ。どんな人。

 what なに。どんなモノ。

 which どれ。どんな捕りモノ。

      whenいつ。どんな時。

      where どこ。どんな所。

      how どのように。どんな風に。

whyなぜ。どんな理由で。

 








k-p音の英語日本語の系譜(第27回)

A.H.D. アメリカの遺産、英語辞典、フロク:インド・ヨーロッパ語根とその派生語(一覧表)にしたがい、語根・基本義・派生語の順にとりあげ、紹介します。

gerbh-(to + scratch)① コップにハシ[箸・橋]をカケル 8/18 3779

2021年11月2日火曜日

カテーテル(管)装置携帯の毎日

カテーテル()装置携帯の毎日

長谷川病院(初回)


長谷川病院(再訪)


散髪


スイーツさしいれ


色紙で「花」を織る


射的


七夕かざりをキ〔着〕ル


  長谷川病院  (初回)

127(

申しわけありません。当時のメモを紛失しましたので、あとから記憶をたどってのご報告です。おゆるしください。

 小便をするたびに、尿道がナニかに圧迫されているようなイタミを感じる日がつづきました。そこでMioriさんのクルマで、星井町、長谷川病院へ連れていってもらいました。ここで、問診・レントゲン写真撮影などのあと、いよいよ「膀胱留置カテーテル」を装着することになります。そのとき配布されたリーフレットの解説記事を一部ご紹介します。

「尿意を感じる神経の一部の障害や、前立腺が肥大することで、尿道を圧迫して尿が出にくい状態になることがあります。

この状態が続くと膀胱にたまった尿が逆流し、腎臓を痛めてしまう危険があります。

これを防止するために、膀胱に溜まった尿をカテーテル()で排出させる必要があります」。

 

長谷川病院(再訪)

 716()。午漸8時すぎ、車いすのまま運搬できる介護車を手配してもらい、Mioriさんとともに、星井町の長谷川病院へ向かいました。ここで、初回とおなじようなにっていで診療がすすみます。患者はすべて「お任せ」の立場であり、ナニもシゴトがありません。そういうことだとすれば、せっかくのチャンスだから、この「カテーテル療法」とはどんな実態なのか、じっくり観察し、コトバとして記録をのこしておくことにしようと考えました。

視点を変えると、同一の事物がさまざま違ったスガタ[姿]・カタチ[形]に見えてきます。オチンチン=チンポ=チ[道・血・千]ノホ[穂・秀・帆]。チノホ[血穂]のサキ[先]に、カテーテル()のサキ[]サシ[差・刺・指・挿・射]コム[込・混]ということは、すこしだけ視点を変えれば、尿道のサキ[]にクダ[]カマ [嚙・咬]セル・食ワセル・咥エサセル姿ということになるかと思います。

 実感としては、これまでナヤミの種だった小便時のイタミを忘れることができて、「楽チン」ですが、そのかわり、こんどは、クダ[管]でスヒトッタ[吸取]小便を「携帯器」に収納し、身のまわりに置くようにと、いつも気をつけていることが必要になります。

この日は、病院での日程が順調にすすんだおかげで,「めぐみ」昼飯の時間帯に間に合うよう帰着することができました。

 

散髪

 早朝からいそがしい日程でしたが、午後2時から6fの特設会場で開かれた「訪問理美容サービス」の日程にも間に合いました。わたしの場合は、「髪切り」で、2000円。女性の方は、シャンプー・パーマ・ヘアカラーなど、さまざまなオシャレを楽しんでおられるようでした。

 

スイーツ・さしいれ

 この日、Mioriさんがスイーツのさしいれをしてくれました。「麻布かりんと」の「かりんとぱれっと(四色詰め合わせ)と竹かご入り「中華饅頭」一式です。

 カリントにもいろんな種類があるようですが、この「かりんとぱれっと」はもっともオシャレな感じのカリントといえるかもしれません。もともとはもっと太くて焦げ茶色のカリントがスキでしたが、ハグキのチカラが弱っているので、自力ではうまくカミキルことができません。紙にくるんで、固いモノでタタキのめしたものを口に含んで、「カミキルことの楽しさ」を味わっていたわけです。

 この「ぱれっと」があれば、口に含んで、しばらく待つあいだに、じんわりと湿気が伝わり、やがて「ひとりでにクダケテクル」、「自力でカミクダイタ」などの錯覚をもたらすことになります。

 イロガミ[色紙]で花をオ「織」 

84日(水)午後「機能訓練」の時間に、イロガミ[色紙]られ、花を織ることになりました。べつに用意された円形の白紙があり、これを花のシン『芯』に見たてて、そのまわりに赤(あるいは青)のハナビラ[花弁]をわたします。まん中の白い部分は、ヲシベ・メシベが密集しているところなので、白のまま残した方が自然な感じです。あとは、ハナビラの幅をナンmmでおさめるかぐらいがウデの見せどころかなと考えたりします。ここまで考えてきたところで、宇宙・大自然がもつ「調和のとれた美しさ」に気づかされ、ひとりでに頭をさげたいと感じました。人間の場合でしたら、長年かけて修行し、名人と呼ばれるほどになっても、毎日苦心惨憺して作品にとりくんでいるのですが、自然界では、ウメ・モモ・サクラ・キク・ユリ・ヒガンバナなど、つぎつぎ作りつづけ、おくりだしていながら、「苦労」のクの字も表情として見せていません。あまりのミゴトさに、ただ「フシギだ!」と感じ入るばかりです。

 

射的装置 

86日(金)、午後2時から、9fで開かれた「機能訓練」の後半が「射的」でした。これまで見てきた、「上下3枚の板を並べてタナ[]を作り、上段1個、中段2個、下段3個、軽6個のマト[]を並べた「射的セット」のほか、フロアにペット・ボトルを6本立て並べてマト[]にした射的セットも新設されていました。参加者は、1メートルほど離れた指定席に腰かけたまま、竹の輪(鉄線に竹皮を巻きつけたもの)を投げかけ、ボトルに被せることができれば、得点になります。これは、オモシロそうだと思いました。しかし、はじめてのワザということもあり、コツ[]がつかめません。けっこうきびしい成績でした。

七夕カザリをキ[]

812()。午後9fで開かれた機能訓練の時間、スタッフのカメラの前で、七夕カザリをかざす参加者の姿が、つぎつぎ見られました。こうして、

七夕カザリをかざした途端、たちまちタイム・スリップして、青少年時代のユメを楽しむことができます。

 [七夕]と書いて、タナバタとよむのは、もともと旧暦の「77日の夕方」という意味であり、天の川の両岸にある織女星牽牛星が、一年に一度だけ相会するという伝説によるもの。また、タナバタは[棚機]とも書かれ、やがてタナバタツメ「棚機津女」を意味する。西洋と東洋、牧畜業と農業・工業(衣料生産)の結びつきをえがいた世界規模の物語です。

 さらに一歩、ふみこんだ見方をすれば、タナ[]t-n音のコトバで、タナ・タニ・タネ・ツナ・ツネ・ツノ・トネ・トノ・ドノなどと同類。ハタは、ハタ・ハダ・バタ・ハヅ・ハチ・ハツ・ハテ・ハデ・ハト・ヒタ・ヒダ・ヒデ・ヒト・フタ・フダ・ブタ・フヂ・フツ・ブツ・フデ・フト・ヘタ・ベタ・ヘドなどと同類、p-tグループのの語音です。総体的に見て、「バタバタ・ブツブツ、ウツ・ブツ・ブッタギル」姿がつきまといます。その視点からたどってゆけば、漢語ハチ[八・鉢]・ハツ[発・抜]・バツ[伐・罰]・フツ[払・弗・沸]・ブツ[勿・物]・ボツ[没・没]、英語bat, bed, pad, pat, pet, pot, putなどにも通じる可能性が出てきます。

 また、tn音の場合は、漢語タン[丹・旦・短・単]・ダン[段・男・団]・テン[天・典・点・添・転]・デン[田・伝・電]・トン[屯・豚]・ドン[貪・鈍・曇]や、英語tangent, tango, tank,  tanker, ten, tenant, tend, tend, tender, tennis, tense, tensionなどに通じる可能性があります、

 つまり、西洋と東洋にわたって、壮大な物語が作られ、広がるとともに、その意味(事物の姿)を表わす音声言語も、同一のものが東西に広がった。その証拠ではないか?そう考えることができます。このさき、さらに突っこんで探求するネウチがあると思います。

k-p音の漢語…日本語の系譜(第27回)

ガイ 蓋 1120 kab>gai ①おおう。カブせて、かくす。②ふた。かさ。上からカブセルもの。③傘などえを数える単位。④家を建てる。屋根をカブセル・カブリツク姿

キュウ及26 giep>ji ①およぶ。追いつく。②能力が追いつく。③その場所まで届く。その時間になる。④ある期限にまにあう。⑤そんなことまで行う。およぼす。⑥そこまで物事の範囲を広げる。⑦ÀとBとの事物を列挙する意をあらわすことば。 []クヒ[]ツク、カブリ[]ツク姿。逃げる人を追いかけ、つかまえる姿。

キュウ吸 209 hiep>xi スフ>すう。ぐっと吸いこむ。パッと吸いつく。とりこむ。[]ハフ[]ハヒ[]つく・ハヒ[]まわる姿。k, h, f, p, vは交替関係にある子音。

キュウ 汲 711 kiep>ji ①くむ。つるべや容器を水面に届かせて、水をくみあげる。②せかせかと動きまわるさま。気をゆるめない。急ぐ姿。[]クフ[]・クヒ[食・杭]・クビ[]・クヒ[]コム・クボ[]・クボム[]・クボミ[]の姿。cupですくう・くみとるさま。

キュウ 急 463 kiep>ji ①いそぐ。ゆとりがなく、セカセカする。②セカセカと。ヒタヒタと。追いたてるように。③きつい。ゆとりがない。差し迫ったさま。④傾斜がきつい。⑤災害などで危険が差し迫った事態。[]急いでクヒ[]つく、クラヒ[]つくさま。キ[]テ、フレ[]、フレル[]こと。そのとき、相手にナニかを渡す、与える、キフ[]する、giveする。

キュウ 級 983 kiep>ji ①しな。糸をヒトスジ・ヒトスジとつなぎたした物。転じて、位や順序。②順序をつけて、組別・段別に分けて並べたもの。③等級をつけて数える単位。④首。[考]クフ[]・クヒ[杙・杭]・クビ[]・クボ[]などに通じる語音。

キュウ伋 55 kiep>ji 子思 (孔子の孫)の名。[]カタムク[]さま。

キュウ 泣 718 k’iep>qi 泣く。声を立てずに涙を流し出す。大声を出すのは、コク[][考]キ[]がフル[]・フレル[振・触]・フラレル[]・フルエル[振・震]姿

キュウ給 997 kiep>ji ①たりる。たす。欠け目をつぎだす、②あたえる、たまう。③用に当てる。④あてがい。[考]アフ[]・アハス[]・アハセル[]。また、ク[]ハセル・クハへル[]・クハヘさせる・クハヘル[]・クバル[]・アタヘル[]giveする・カブリツカセル姿。⇔キフ[来経

キョウ 夾 313 kap>jia ①はさむ。わきばさむ。②はさまれて、せまい。③おとこたて。④あわせ、[考]人の両わきを人がハサム[]・クヒ[]コム・カカヘル[]姿。

キョウ 侠 73 hap>xia 子分をかかえて、仲間同士で協力する人たち。男だて。[考]カフ[]・カカヘ[]コム・カバフ[]・カブリツカセル姿。

キョウ 挟 529 hap>xie, jia ①はさむ、わきばさむ。②はさんで、自由がきかないようにする。③さしはさむ。たよりにする。[考]脇にハサム。クヒ[]つかせる姿。

キョウ 狭 820 hap>xia せまい。せばめる。[考]はさみつける、ヘバリつく・カブリツク姿。

キョウ 莢 1109 kap>jia ①さや。豆類の種子をりょうほうからはさむ外皮。②豆類のさやに似た草木の実。[考]カフ[]・カブル[]・カブセル[]・カムル[]姿。

キョウ 鋏 1109 kap>jia ①かなばし。熱した金属をはさむ金具。②はさみ、③さや。また、両刃のかたなの刀身。[考]カブリツク・クヒツク姿。

キョウ 峡 391 hap>xia はざま。谷。また、山あいの水路。[考]ガップリ・クヒ[]コム・カブリツク姿。

キョウ 頬 1474 kap>jia ほお。顔の両ヨコの面。両側から鼻をはさむ、ほっぺた。 [考]ガップリ・クヒ[]コム・ハサム[]・カブリツク姿。

キョウ 協 179 hap>xie ①あわせる。②かなう。多くのものが、一つに合わさる。清朝の軍団の名。旅団に当たる。[考]三つのチカラ[]をアハセル[]・カブリツク姿。

キョウ 脅 1060 HI>XIE 

①おびやかす。おびえる。②そびやかす。③わき。わきばら。[考]三つのチカラ[]をアハセル[]・カブリツク姿。

ゴウ 合 210 hep>he あう。あわせる。あつまる。あつめる。[考]アフ[]・アハス[]・アハセル[]・カブリツク姿。

コウ 袷 1179 kap>jia ①裏地と表地とをあわせた衣。②つぎ。ひかえ。[考]アフ[]・アハス[]・アハセ[]・カブリツク姿

コウ 甲 854 kap>jia ①きのえ。②科挙で、成績による序列のこと。③カブト・ヨロイ。③カメ・エビ・カニ・昆虫などのかぶる固いカラ。[考]もと、ウロコを描いた象形モジ。やがて、タネをとり巻いたかたいカラ[殻・空]を描いた象形モジ。カブリツク姿。

コウ 呷 223 hap>xia ①あおる。ガブ飲み。②カモやアヒルの鳴き声。[考]上からカブセル・カブリツク姿KA。

コウ 柙 639 hap>xia ①おり。②とらえる。③おさめる。④香木の名。[考]]上からカブセル・カブリツク姿。・

コウ 鉀 1373 kap>>jia よろいかぶと。[考]上からカブセル・カブリツク姿。

コウ 閘 1404 kap>>zha ①水を封じてとめる水門。②門をあけたり、しめたりする。[考]カブル・カブセル・カブリツク姿。現代音のzhaは、サツ[](おさえる)と混同したもの。

コウ 押 518 apya ①おす。おさえる。②権力で押さえつける。③抵当とする。④かぶせる。[考]カブセル・カブリツク姿。

コウ 匣 171 hap>xia はこ。フタがついて、ピタリ・カブサルカブセル・カブリツク姿。

ゴウ劫 158 kiep>jia おびやかす。おじけさせる。②きわめて長い時間のこと。[考]クヒ「食」こまれ、あとずさり[]する・カブリツカレル姿。

 以上、漢語k-p音タイプの漢字が一とおり出そろったかと思います。かなり多数のように見えるかもしれませんが。64音タイプの中では、k-k, t-k音タイプなどにくらべ、かなり少数派のようです。さて、このk-p音がどんな音形で、どんな基本義を持っているか?それは、カ行音とパ行音がもつ基本義の総合だということになります。

 いずれにしえも、コウ<カフ甲・押・柙・閘は、カブル・カブセル・カブリツク姿。キユウ<キフ及・吸・汲・級・急や、キョウ<ケフ夾・挟・侠・莢もカブル・カブリツク姿。そして、ゴウ<ガフ合・袷・給も、さらに最後のゴウ<ゴフ劫にいたるまで、すべてカブル・カブリツク姿ということになってしまいました。k-pタイプ音形とその音形もたらす基本義との対応関係について、あらためて「ナルホドそうだったんだ」と納得したり、「ミゴトすぎる。フシギだ」と感じたりするのを止めることができません。この現象をどう解釈したらよいでしょうか?

 ここで、人類に限らず、陸地に住む動物、ウシ・ウマ・ヒツジから、イノシシ・ブタ・イヌ・ネコ・ネズミ・ノミ。シラミにいたるまで、さらには、海中・水中に住む動物について、その生態を観察することにします。どの生物も、すべて鼻や口を通してイキ「息」(空気)をスヒコミ、用事をすませたあと、また鼻や口を通してイキ「息」(空気)をハキ出すことによって、イキ[]つづけています。つまり、イキルとは、息を吸いこんだり・吐きだしたり、ただそのクリカエシだということになります。

 あまりの単純さに、ビックリするばかりですが、「ナルホド、そのとおりだ」と。ガッテンできる面も出てきます。

 


 

2021年6月21日月曜日

ついたち饅頭まで


折り紙を振ると、快音スポン!


雪をいただく立山連峰  5/4


しゃくなげの花  5/8 



2字熟語つくりの課題プリント  5/13 


「椰子の実」など  5/20 



スイーツ集合  5/24



カップでタワーをキヅク[]  5/29


ついたち饅頭…6/1  




 折り紙を振ると、快音スポン!

 53()。この日、「機能訓練」の後半は、新聞紙を使った鉄砲づくりのゲームをしました。配布された新聞紙1㌻分をおりまげて、カブトづくりの要領で、フクロの形を折りこんだオリガミをつくります。そのオリガミのハシ[]を右手3本ユビでつまみ、上から下へ向かって思いきりつよく振りおろします。すると、タタミこまれていたフクロの部分に、いきなり大量の空気が侵入。またたく間にフクロがつくられますが、そのフクロも空気の流れの激しさに耐えられず、破裂してしまいます。そのとき、「スポン」という快音(怪音?)を発します。オリガミを振りおろした当人としては、「ウスク・ヤワラカな感じのオリガミから、まさかこれほど強烈なハレツ[破裂]音が生まれる」とは、ユメにも思いませんでした。しばらくは、本人自身がスッポン・ポンにされた感じがついてまわりそうです。

 

雪をいただく立山連峰

 54日(木)。快晴。午後2時から9fで「機能訓練」のあと、ほんのわずかな時間ですが、ベランダに出て、シャバの空気を吸い、あたりの景色をながめていました。ビルの屋根がつづく、そのさきに、白い雪をいただいた立山連峰が連なっている姿が、はっきり分かります。胸の中で、ひそかに「イイネ」マークをくりかえし念じていました。

 

シャクナゲの花

 58日(土)。午前10時すぎ、1f内科検診をすませたあと、内心少しほっとした気分だったこともあり、7fへもどるまえに、正面玄関を出て、明るい戸外をのぞいて見ることにしました。そこは歩道のハシ[]=ヘリ[]であり、紅色の花をつけたシャクナゲの花壇になっています。ここでしばらく、葉のミドリとそのミドリをオオイカクス勢いでサキホコル花のベニ色・クレナイ色の深みにはまりこんでいました。このシャクナゲは、まさに日のヒカリを浴ビ、宇宙のイキ(息・空気)を吸ヒながら生キテイル。その実態を、あらためて見せつけられた思いがしました。

 わたしは、花をながめるのはスキですが、花のナマエをおぼえるのはニガテです。いまほども、シャクナゲと呼んでみましたが、本当はツツジなのか、サツキなのか、たしかめたうえで呼んでいるわけではありません。サツキについては、「サツキ=五月にサク[裂・咲]花。サ=サ[][]の古称。ツキ[]突カレテ、疲レル。尽キ果テルモノ」などと教えられましたが、ツツジやシャクナゲについては、どうしてこれらの音形で呼ばれるようになったのか、まったく見当がツキません。もうすこし深く勉強して、その由来がわかれば、そのあと花をながめるとき、さらにアラタナ・フカイ楽しみ方ができるかと思います。

 

2字熟語つくりの課題プリント

513()。午後、機能訓練のとき、ビデオの画面で少年少女の演技にあわわせ、また歌声にあわせて、体を動かしていました。曲目は、「大きな古時計」、「雨りお月さん」、「手のひらを太陽に」、「幸せなら手をたたこう」、「365歩のマーチ」など。

 つづいて「コインの合計金額計算」や漢字一字を中心に、二字熟語を四つ完成させる問題などに挑戦(写真)。「コインの計算」ではÀ, B二つのグループに、それぞれ10個足らずのコイン(1円、5円、10円、50円、100)のイラストが印刷されています。まず両グループそれぞれの合計額を計算したうえで、どちらの方がおおいか答えよという問題です。こんな計算問題なら簡単にできると思いながらとりくんだのですが、たちまち自信を無くしました。視力がよわくなり、自分が書いたメモ(数字)が読みとりにくい状態になっていました。気もちがイライラするばかりで、余計な時間が過ぎました。

 つづいて、「漢字穴埋めプリント2枚ととりくみます。「漢字一字から、二字熟語を四つ完成させる」問題。こんどは割りと順調にすすみました

 

「椰子の実」など

 520日(木)。午後の機能訓練では、前半まずビデオでゴボー先生の演技を見ながら、ゴボー体操で体のシコリをほぐします。そのあとは「」の時間。「椰子の実」をはじめ、「夏の海」を特集。「夏の思い出」、「夏は来ぬ」、「海」、「浜辺の歌」などを歌いつづけましたビデオからながれてくるメロデーをおいかけ、スタッフが用意した歌詞を見て忘れかけていた歌詞を思いだしながら、なんとか歌いおわりました。第三者がきけば、「まったく歌になっていない」といわれるでしょうが、当人同士としては、心ゆくまで思い出にひたることができ、大満足のひとときだったかと思います。

 

スイーツ集合 

 524(月。この日。Mioriさんからサシイレがありました。そこでさっそく「スイーツ集合!スマホでパチリ。黒あめ・かりんとう・甘納豆・カルシウムせんべい・ハーベスト・Ècorse など、わたしのダイスキなモノばかりが勢ぞろいした姿です。これでまた「こんどは、どれにしようかな?とりあえずは、まず黒あめにしよう」などつぶやきながら、しばらく沖縄の浜辺の風景を連想して楽しむ」、そういった場面がくりかえされるかと思います。

 わたしはかりんとうもダイスキですが、それはあのいかにもカタくてゴツイ感じのかりんとうを、じぶんの歯でカリカリ・ガリガリ・カミツブスことができたことから、「自分の歯は健在だ!」と自信がもてたからだと考えられます。ところが最近は、そのかりんとうも、自分の歯でカミクダクのがむつかしくなってきたようです。じっさいは、ユビ34段に折る、もしくは紙に包んだものをツチ[]でたたきつぶしてから口へ入れるようにしています。そういった点では、カリントウとせんべいやハーベストは同系の食品ということになるわけでしょうか。

 

カップでタワーをキヅ []  

 529日(土)。午後「機能訓練」の後半、「プラのコップでタワーをキヅ []ク」ゲームをしました。最初は横一列にプラのコップをならべ立てます。第1段小計7個。つぎは、初段コップ2個をまたぐ姿で、コップ一個をのせてゆきます。以後おなじ要領で、第2段小計6個。第3段小計5個。第4段小計4個。第5段小計3個。第6段小計2個。第7段小計1個。これで、タワーが完成!ちよっとした「達成感」をあじわいました。

くずすときは、初段中央突破をめざしました。基盤になっていたコップ一個がくずれると、タワー全体がバランスを失い、一気にくずれてしまいました。せっかくテマ・ヒマかけて完成したものなので、それなりの「喪失感」をあじあわされることになりました。

 

ツイタチ饅頭

61()。この日は、富山市日枝(山王)神社の祭礼の日です。山王さんのマツリといえば、なにはなくとも、「ツイタチ饅頭」を食べるのが楽しみです。わたし自身、この数年、山王さんの鳥居をくぐったことがありませんが、この「ツイタチ饅頭」だけは、毎回欠かさずいただいています。6月1日朝、まだ暗いうちから、中央通り竹林堂でつくられた「酒まんじゅう」をかついだ売り子たちが通りへくりだし、躍りながら・歌いながら呼びかけます。

「まんじょや まんじょ、まんじょ いらんけ、まんじょ」

 この売り声を聞きつけたご近所の人たちが、われさきにとかけより、わが家の人数分だけ買いもとめます。まだできたてのホヤホヤ。手でさわると、暖かさがつたわり、酒コウジカオリがホノカニ鼻をくすぐります。「ことしも、このニオイをカグことができ、生キテイルことを実感できたこのあともつぎの61日をめざしてがんばろう!」そんな感じがしてきます。

 

k-p音日本語の基本義…日本語の系譜(第26回)

 

擬声・擬態語

ガップリガッポリガバガバガブガブガブリガボガボキッパリキビキビギャフングビグビグビリケバケバゲップコッポリゴホゴホゴボゴボゴホン

 

2音節の動詞

カフ[飼・養](動四)①飼う。動物を飼育する。家畜などに飲

  食物を与える。*カフ[替・買・替・易]・カブ[]と同系。

 カフ・カブル・カブサル・カブセル姿。⇔カフ甲kap

 jia(カブト)// ガフ[](アフ・アハセル)。

カフ[替・買](動四)①交差する。まじわる。②換える。③買

 う。物と物、または金と品物とを交換すること。⇔カフkab

 蓋gai(カブセル・フタ[]をする・大まかに計算し、判断す

 る)

カフ[替・易](動下二)①さしかわす。たがいに~する。カハ

 スとほぼ同意。②替える。交換する。

カブ[] (動上二) かびる。*カブリツク姿。

キフ[来経](動下二)①経過する。来ては去って行く。*「キ

 []+フ[]」の構造。ク[来・消]・クル[来・繰・刳・抉]

 などの姿。ヨソから来たA(男性)が、たまたまその前を行

 く(女性)に追いつく(及ブ)。フレ[振・触]合う。(精子が

 子宮に及ブ) 10か月後、赤ん坊が生まれる。漢語キフ[給・

 及・吸・汲・級・泣・急] に通じる語音。⇔キフ[給・

 及]givekeep.

クフ[食・嚙] ①嚙む。くわえる。嚙みつく。②食う。たべ

 る。

コフ[](動上二)思い慕う。眼前にないものに心惹かれるひ

 かれること。*コリカタマル[凝固]姿。コヒ[恋・鯉]・コビ

 []・コブ[]と同系。

コフ[乞・請・祈](動四)①求める。欲しがる。②祈る。*コ

 ヒ[]求めて、copyを作る、coupleとなる姿。

コフ[] へつらう。こびる。おもねる。

 

2音節の名詞など

カハ[川・河]川。*次項カハ[皮・側]とともに、動詞カ

 フ[飼・養・替・買]の未然形兼名詞形と解釈できる。「カ+

 ハ」の構造。「カ[鹿・髪]+ハ[羽・葉・歯・刃・端]。カ

 [飼・養・替・買]ものの姿。カハス[交・易]・カバフ[]

 カハル[変・替・代・換]・カブ[齧・被]・カブス[]・カ 

 ブセル[]coverスル姿。カハ[]は、大地のカハ[皮・

 側](cover. カフ[]kapjia.// cover.

カハ[皮]①覆って外面となるもの。動植物の外表を覆う膜

 など。②おもに獣類の皮を剥い でつくったもの。*カバフ

 []・カブセル〔被〕・coverする姿。⇔カフkapjia.//

 イkabgai//cover.

カハ「側」 ①物の一つの方向・面、相対する二つの一方。片

 方。ガハとも。

カヒ[匕・匙] さじ。杓子。長い柄の一方の端が円形、または

 長円形にふくらみ、その面がくぼんでいる。カスガヒ[]

 留め金)は、カヒと形が類似していたのでつけられた名

 か、*動詞カフ[飼・養・替・買]の連用形兼名詞形と解釈で

 きる。

カヒ[] 山と山との間。峡谷。動詞カフ[]の名詞形か。*

 カヒ[貝・匙]と同系。

カヒ[] かい。水産の動物。二枚貝もあり、巻貝もあり、種

 類が多い。*動詞カフ[飼・替・]の連用形兼名詞形。日本

 語カヒの音形が漢語バイ[売・買]の字形と対応している。カ

 ヒ[貝]のカラ[殻・空]とナカミ[中身]の相互関係.

カヒ[蚊火] 蚊やり火。

カヒ[鹿火] 鹿や猪が田畑を荒らすのを追うために焚く火。

カヒ[甲斐・代・効] ねうち。ききめ。効果。

カビ[頴・穀] ホサキ。コクモツノホノサキ。*カブリツ

 ク姿。

カビ[] ①菌類のうちで、キノコを生じないものの総称。主

 に糸状菌をいう。アヲカビ・クロカビ・ケカビなど。②飲

 食物・衣服・器具などの表面に生ずる、糸状の外見をした

 微生物の集落の俗称。*カブリツク姿。

カブ ①(賭博用語) めくりカルタで、九の数の札。また、四○

 枚で行う賭博で、合わせて末尾が」九になったもの。②

 「おいちょかぶ」に同じ。*「おいちょ」は、「九を追い

 かける数字=ハチ[]」・チヤウ[丁・頂]・テフ[](縁起

 のよい語音)。

カブ[] ①伐り倒した木の残った幹および根。きりかぶ。②

 植物の何本かが一緒になった根元。③根のついた植物を数

 える語。④江戸時代に株仲間の組合員の独占した権利。転

 じて、広く職業・営業上の特権または専売特権。⑤株式ま

 たは株券。*カブリツク姿。⇔カkapjia. //ガイkab

 gai//cover.

カブ[] アブラ科の一年生または二年生根菜。ハクサイ・ア

 ブラナなどと同種。

カブ[] あたま。かしら。*カブは、カブリツク姿。アタマ

 は、アツマル・アツメル姿。カシラは、カシル[]・カジル

 []姿。また、(頭がおさまる)ホラアナ[洞穴]cave)の

 姿。⇔カフ[](カブト)・capcupcapecave.

カヘ[替・換・代] ①かえること。②かわり。予備。③交換の

 割合。

カベ[] 土壁は寺院や貴族の邸宅に限られ、一般には板壁

 か、壁代わりに草を並べて桟で止めていたと思われる。*

 カバフ[]・カブル・カブサル・カブセル姿。

カホ[顔・貌] 目・鼻・口がある、頭部の全面。つら。また比

 喩的に、これに形が似た、物の面にもいう。オモとも。*

 動詞カフ[替・易]や名詞カハ[川・河・皮・]・カヒ「貝・

 峡・匙」などとも同系。カブル・カブサル・カブセル姿。

 ⇔カフkap>甲jia// capcapecave.

キハ[際] そば。端。*「キ[杵]+ハ[端・刃]」の構造。→キ

 ハム[極]・キハマル[]・キハミ[]・キハメテ[]・キ

 ハル[切]。

クハ[] わ。石や土を掘り起こす農耕具。*「ク[]+ハ

 [歯・刃]」の構造。クフ[]・クハフ[加・銜]・クハヘル

 [加・]・クバル[]・クハス[]姿。また、スッカリ・ス

 ッキリ・スクフ[掬・救]姿。スコップをつかい、スコブル効

 率がよいさま。⇔クハ[桑]。

クハ[ クワ科の落葉高木。実は食用となる。栽培して養蚕

 に用い、材は器具を作るのに用いられる。

クヒ[杙・杭] くい。*動詞クフ[食・嚙]の連用形兼名詞形。

 クハ[桑・鍬]・クビ[首・頸]などと同系。クヒコム・クヒツ

 ク・クラヒツク姿。

クビ[首・頸・衿] ①くび。ウナジから肩までのくびれた部

 分。②着物のエリ。

クビ 鳥名、ククヒと同じか。*ククヒの飛ぶ姿から、女の細

 い腕を連想したもの。

クボ[窪・凹] ①くぼみ。周囲が高く、中央が低い所。②陰

 門、女性の性器の異名。*クヒ[]こんだところ。

ケフ[今日]きょう。*ケフの語源については不詳だが、「ケ

 [黄・気配・毛]+フ[生える]構造」と解釈することもで

 きる。庭先の草花をながめていると、キノフとケフと、そ

 れぞれちがったカホをみせてくれる。アスはまたどんなカ

 ホを見せてくれるか、楽しみだ。そんな視点から生まれた

 コトバヅカヒか。

コヒ[] 恋。恋心。恋フの名詞形。*相手が目の前にいない

 のを淋しく思い、求めしたう心。乞ヒ求メテ、写し(copy)を作る、coupleになる姿。

コヒ[] 鯉科の淡水産硬骨魚。*ガッポリ、水にカブリツク

 (乞ヒ求メル)姿。コヒ[恋・]と同系。