2019年12月21日土曜日

2019年シハスの風景 


『古事記』を読む会(A)12/1


『古事記』を読む会(B) 12/1  



 クリスマス・ツリー 11/25


音の会(A) 12/4 


音の会(B)       12/4 


折り紙に挑戦 12/5  


ミニ・カステラづくり  12/9


社会人大楽塾 12/12 


移動販売 12/13 


『古事記』を読む会 
 121日(日)午前、茶屋町豊栄稲荷神社で開かれた『古事記』を読む会に参加しました。前回まで、しばらく「欠史八代」について学習してきましたが、今回から中巻「崇神天皇」の項へと読みすすむことになります。今回の司会は、国学院大学で「神道講習会」に参加して帰られたばかりの石本哲也さん。「崇神天皇の御代について」と題した参考資料(①年表。②本居宣長『古事記伝』中の注釈A44)を配布のうえ、司会をつとめられました。ご苦労さまでした。
 この日は、まずテキスト(小学館版)「崇神天皇」の項(pp. 181193)を出席者全員で輪読したあと、石本さんの資料を中心に、意見交換がおこなわれました。資料の中で、『古事記伝』中の注釈を多数紹介していただきましたが、「なるほど」と納得できることばかりで、よい勉強になりました。
 ただ、宣長の時代から300ほどの時間が経過しています。英語など「インド・ヨーロッパ語」の世界では、「単語家族研究」など「音形と語意(事物の姿)との対応関係研究」がすすみ、「語根とその派生語」(一覧表)が英語辞典のフロクとして公刊されています。日本語や中国語などアジア諸民族言語の単語家族研究は、そこまですすんでいませんが、(ヤル気さえあれば)同様な単語家族研究をすすめることによって、「アジア諸民族言語の語根とその派生語」(一覧表)をまとめることもできるはずだと期待しています。その上で、もういちど『古事記』の記事を読みなおしてみれば、宣長の時代には「読みきれなかった」、「コトバの基本義」があらためて「見えてくる」ハズです。「オホ・タタ・ネコ」「オホ・ミワ」「イハヒ・ヤ」「ハハツ・クニ」「ハツ・クニ・シラス」「ヲス・クニ」などの音形が、それぞれ「どんな意味(事物の姿)をあらわすか」、「人類のコトバ」としての位置関係も検知される可能性があります。
 ここでくわしく説明することはできませんが、たとえばクニ[]は、k-nタイプの音形で、「クネクネまがりクネル境界線」をあらわすコトバ。キネ[木根・杵]・クナ[狗奴(国)]などと同系。さらには、漢語コン根gen、痕hen、墾ken、英語kneadコネまわす, kneeヒザ関節, kneelヒザを曲げる、などに通じる語音です。もうひとつだけいえば、シル[]・シラス[]は、シラガ[白髪]・シラギ[新羅]・シラグ(白くなる)・シリ[知・尻]・シル[]・シレモノ[痴者]・シロ[白・城・代]などと同系で、「シリ[]コスリ合わせて、相手のことをシル[知」、「大根のシリスリあわせ、そのシルを飲むことで、大根の味をシル」姿。食品をシラク(精白する)技術は、やがて衣料や鉱産物の分野におよび、シラキヌ[白絹・白衣]シロカネ[]slk[],silver[]シラギ[新羅](金属精錬をもつ国)などのs-r(l)音語を生みだしたことが推定されます。
 ただし、このテの議論はイズミ個人の独断論にすぎず、学会で承認されたものではありません。なんの権威もございません。[落語漫才ネタみたいで、ちょっとオモシロそうだ]と感じていただければ、シアワセです。
 この件とは別に、わたしは「『こんにちハ』のハ・ワ音の意味を考える」と題したレポート(A414㌻、未完のまま)を作成し、出席者に配布、すこしだけ時間をいただいて趣旨説明だけすませました。その趣旨とは;
  現代カナヅカイ」という原則をきめておきながら、国語教科書や新聞や雑誌などで、「こんにち」、「これ、○○です」など、「歴史カナヅカイ」のまま表記しているのは,どう考えても道理に合いません。1日でもはやく、イワ[](<イハ)・カワ[川・皮] (<カハ)と同様、「こんにち」、「これ、○○です」と表記すべきだと思い、國の文教当局者へ抗議・提案します。
  ついでに、日本語のハ音・ワ音]が、どんな意味(事物の姿)を表わしているか、実態をたしかめたいと考え、作業をすすめています。また、ツイデのツイデに、漢語や英語の分野で、p-(b, f, v)がどんな意味を表わしているかについても、しらべてみたいと考えています。『古事記』は、日本人が読んで楽しんでいるだけではモッタイない。世界中の人たちにとっても、貴重な文化財だと思います。世界中のだれが読んでも分かりやすいように、世界規模客観性・合理性のあるコトバヅカイで現代語訳や注釈を準備したりすることが、まず日本人研究者の課題となるでしょう。

忘年会 
 ひきつづき、よる6時から内幸町つむぎ乃で開かれた忘年会に出席しました。毎回の研修会では、どうしても時間不足の感じで、ゆっくり話したことがありません。年に一度の忘年会は、時間制限なしでゆっくりオシャベリができます。また、ホーム「めぐみ」では、アルコールはイッサイなしの毎日ですが、この席ではすこしばかりお酒をいただいたりして、たのしい時間をすごしました。
 ホームで外出届を書いたときは、7時半くらいで解散かな」と予想していたのですが、いざその時刻には、まだ「宴たけなわ」の状態。自分ひとりだけヌケダスわけにもゆかず、ズルズルと時間経過。ようやく「解散」となり、ホームまで帰り着いたとき、時計の針は9時をまわっていました。「予定時刻よりおそくなるのは、仕方ありません。でも、そのときは電話だけはしてくださいね」と、厳重注意されました。自分の無責任な行動で、スタッフの皆様にご迷惑をおかけしました。反省しきりです。

音の会 
124()。午後9fで「音の会」に参加しました。会場の一画に、先日入居者みんなでカザリツケをしたクリスマス・ツリー(写真11/25)もならんでいました。
この日歌われた曲名は、「始まりの歌」「たき火たき」「北風小僧の寒太郎」「きよしこの夜」「赤鼻のトナカイ」「お座敷小唄」など。時節がら、「赤鼻のトナカイ」の由来話も聞かせていただき、つよい印象がのこりました。
歌いおわったあとは、ひきつづき忘年会兼クリスマス・イブの感覚。でっかいケーキとホットなココアがふるまわれました。
部屋へもどって一服していたところへ、Mioriさんがみえました。これから本格的な冬にむかう時期なのに、わたしが、自分一人ではなにもしない(できない)のを見るに見かねてのことでしょうか。年末から正月にかけて、わたしの下着から上着までの着替えなど、ひととおりダンドリしてくれました。

折り紙に挑戦
12月5日()午後、9fで「折り紙の会」に出席しました。「機能訓練」の一環として、この日は、折り紙でオカシラ[]づくりに挑戦です。ところが、折り紙のどの線で折れば、オカシラらしい風格のある姿になるのか、そのコツがつかめません。「この辺かな」と思って折ってみましたが、結果はごらんのとおり。イジメラレッ子みたいで、かわいそうです。堂々として風格のあるオカシラをつくるには、さらになん回か試行錯誤をくりかえすほかなさそうです。

ミニ・カステラづくり
  129日(月)午後、9fで「ミニ・カステラづくり」のもよおしがあり、参加しました。部屋の一画に、露店商のタコ焼き機みたいなナベや原材料の粉袋などが置かれ、まずはスタッフがセッセとミニ・カステラを焼きあげ、出席者に試食してもらっていました。やがて、出席者も焼きあげのワザに挑戦。わたしも、ひととおりやらせてもらいました。他人がやっているのを見ているときは簡単そうに見えますが、いざ自分でとなると、けっこう複雑・微妙。うっかりしたとたんに、形がイビツになったりしますが、そこがまたアイキョウ。自分の手でつくったものは、格別のアジがします。このつぎ、またこんな機会があったら、もっと上手につくってみたい。そんなことを考えながら、たのしいヒトトキをすごしました。

長念寺サロン
1210()。午後1時半から長江新町長念寺で開かれた「寺サロン」に参加しました。いつものとおり、はじめにお経の練習などをすませたあと、門信徒による「雑談」のトップ・バッターとして別紙メモ「『こんにちは』のハ・ワ音の意味を考える」を配布し、自分がいまとりくんでいる問題について、わたしの考えを聞いていただきました。問題の第一は、日本の文教当局が「現代カナヅカイ」をきめておきながら、助詞の「こんにちは」「これは○○です」にかぎって、「歴史カナヅカイ」のまま、と書いてワと読ませています。これは、どう考えても不合理であり、文教当局の「怠慢」といわなければなりません。「小学校から英語学習」「聞く・話す能力が大事」などといっていますが、全国の大学で「日本語と英語の音韻比較研究」講座をもっているところはめったに聞いたことがありません。これでは、先の戦争中「空襲の焼夷弾で起こった火災ハタキで消せ!」と命令していたのとおなじこと。なによりまず、日本語や英語の音韻組織にかんする知識・技能をそなえた教師陣を養成すべきだ、ということです。
第二.この問題を考えたついでに、日本語ハ音、もしくはハ行音(ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ)がどんな意味(事物の姿)を表わしているのか、考えてみました。ツイデのツイデに、ハ音がワ音に変化したことの意味についても考えてみました。そして、その結論として、「ハ行音一つとってみても、音のつながりで、つぎつぎあらたなコトバが生まれ、それがやがて語彙体系を組織してゆくことになる」、「コトバをツムギダスことの面白さ・楽しさを学習者が体験し、習慣づける」ことこそ、もっとも効率のよい言語学習法であり、また学習指導法の原点とすべきではないかと考えています.
 イズミの「雑談」につづいて、講師新庄ひで子さんの指導で、「あたまの体操」(コトバあそびのドリルなど)にとりくみました。

社会人大楽塾 
 1212()午後、9fで開かれた「社会人大楽塾」に参加しました。はじめに、いまの季節の花は「シクラメンとサイデリア」だと紹介されました。シクラメンときけば、すぐ布施明の「シクラメンのかほり」を思いだしてしまいますが…。
この日、とりあげられた歌は「元気・長生き・健康音頭」「赤鼻のトナカイ」「東京五輪音頭」「島のブルースなど。この中に、つい先日「音の会」でもとりあげられた「赤鼻のトナカイ」がまじっていることに気づき、「季節がらみで流行しているのかな」と思ったりしました。

移動販売 
 1213()午後、9fで「移動販売」のお店が開かれたので、のぞいてみました。ホームでは三食マカナイつきの毎日で、格別不足なシナモノはありません。ただ、めったに外出することもないので、お金の使い方もわすれてしまいそうです。そこで、「移動販売」と聞くと、コドモのころダガシ屋へかよったことを思いだし、「ドレにしようかな」と考えながらひとまわりします。この日は、粒あんのはいった一口タイプの「あんドーナツ」とオニギリ大の「クルミ入りパン」の2種類を買うことにしました。

お詫びとお願い
 おかげさまで、あと2か月ほどで100というところまで、生きながらえてきました。60歳で「還暦をむかえた」などといいますが、考えてみると、それは「人生経歴マキモドシ」作業ハジマリであり、やがてコドモ・アカンボの状態を通りすぎて、臨終をむかえる瞬間までつづく作業なんですね。
終活」の一環として企画したシリーズ「日本語の系譜」ですが、今回もお休みさせていただきます。体は一つしかないのに、「死ぬまえに、ぜひつきとめておきたい」研究テーマがつぎつぎうかんでくるので、ついついそちらにノメリこんでしまう状態がつづいています。
ヤ音の系譜」、つづいて「ワ音の系譜」に時間をとられ、さらにこんどは助詞「ハ」をめぐる「現代カナヅカイ無視」の問題についても、たちまち熱中してしまいました。ハ音がワ音に変化するということは、その分量の語彙ワ音に合流することであり、「ワ音の系譜」にも影響するはず。そのハ音とは、そもそもどんな語音なのか?そこで、また日本語ハ音の実態調査、ついでに漢語・英語のハ音についても調査することにしています。
第三者から見たら、まったくの迷走状態でしょうが、本人としては、おもしろくてたまらない状態です。おゆるしください。