2012年2月7日火曜日

ヒエログリフからコマまわしまで


ヒエログリフであいうえお


 大正琴合奏、VITA大正琴クラブ


 独唱、Mary Joyさん


 コマまわし


 福笑い


 みんなで歌おう!「未来へ」

 
エジプトとアラビア語の話
114日午後、富山駅前CICビル3階で「エジプトとアラビア語の話」を聞く会合がありました。富山市民国際交流協会主催「多国言語文化交流クラス」第99回例会です。講師はMr. Sherif Mohamed Diaa El-Din. 
国名:エジプト・アラブ共和国面積:約100万平方キロ(日本の約2,6)人口:約7,870万人。首都:カイロ民族:主にアラブ人(その他、少数のヌビア人、アルメニア人、ギリシャ人等)。言語:アラビア語宗教:イスラム教、キリスト教(コプト教)。スライドを使って、いろいろな資料も見せていただきました。
わたしの最大の関心事はコトバとモジです。エジプトは世界で最も古い歴史をもつ国ですから、古代エジプト語はまわりの民族言語ともふかい交流があったにちがいありません。
アジアでは、漢民族が住む黄河流域で、甲骨文字からはじまる「漢字」という文字体系がつくりあげられ、やがて朝鮮半島や日本にまで伝来しました。その点、エジプトのヒエログリフは、そのご周辺の民族文化にどんな影響をあたえたのでしょうか?
 
ネットでヒエログリフを検索 
家に帰ってから、エジプトのこと、ヒエログリフのことなど、ネットでしらべてみました。
まずはWikipediaの解説をよみます。

ヒエログリフhierolyphは「hieros聖なる+glypho彫る」を意味し、主に碑銘に用いられる文字。聖刻文字・神聖文字と訳される。
ヒエログリフは、漢字でいえば楷書体に当たる。やがてヒエラティック(神官文字、行書体)やデモティック(民衆文字、草書体)が生まれた。
基本的には象形文字。表意文字もあるが、表音文字が多い。
単語のカテゴリーを示す限定符があり、同音異義の語を区別できる。

「象形文字のままで、表音文字として使う」ということになると、これはもう日本の「万葉カナ」とおなじ表記法ですね!
「ヒエログリフであいうえお、まとめ」というページもありました。たいへん分かりやすい解説つきです。まったくの初心者でも、アソビ感覚で、じぶんのナマエをヒエログリフで書く作業が体験できるようになっています。これはハマりそう。
 
新春国際交流のつどい
115日午後、CICビル5F多目的ホールで、「42012新春国際交流のつどい」が開催されました。
協会ボランティア委員会の亀谷奈緒美委員長が「開会のことば」。
ステージで「大正琴合奏」(VITA大正琴クラブ)、「独唱」(国際交流フェスティバル2011外国人カラオケ大会優勝者Mary Joyさん)。そのあと日本文化体験として「福笑い」。
最後はおおぜいの老若男女がステージにのぼり、参加者全員で「未来へ」を斉唱
同時並行で、ステージまえのスペースに、つぎの日本文化体験コーナーを開設。
(1)羽根つき、けん玉、こま
(2)習字、消しゴムハンコ作り、かざぐるま作り
(3)お正月の食べ物
(4)抹茶

こままわし体験コーナー
わたしは「けん玉、こま体験コーナー」担当の一員でしたが、正直なところ、資格ゼロです。わかいころ、けん玉が流行し、わたしも人なみにできるようになった記憶がありますが、この年ではバランス感覚がつかめません。
コマまわしについては、子供のころに体験したかどうかさえ、おぼえていません。それでもせっかくのチャンスなので、チャレンジしてみようと思いました。
「こんなもの、簡単にできるさ」とタカをくくっていましたが、2回やっても、3回やってもダメ。コマがまわってくれません。うまい人の手つきをよく見て、そっくりマネしたつもりでも、サッパリ。10回目くらいで、やっとまわってくれました。ヤッタ!
91歳のてならい」の1日でした。

世界最古のコマ、エジプトで発見
「こま体験コーナー」のスタッフにくわえていただき、やっとなんとかコマまわしだけおぼえましたが、コマ文化にかんする知識はゼロ。オハズカシイかぎりです。
そこでおくればせながら、ネットで「コマの歴史」をしらべました。やはり、Wikipediaの解説が信頼できそうですね。

独楽の分布
独楽は世界各地でみられ、英語では top または spinning topドイツ語では Kreiselと呼ばれる。「独楽」は中国語表記。日本では古くはコマツブリまたは古末都玖利(コマツクリ)と呼ばれた。世界各地にそれぞれ独自に発生したものと思われ、独特なものが各地に見られる。
歴史
独楽は極めて古い歴史を持つ。ひねりゴマが最も簡単なこまで、これが初めであると考えられるが、実質的な証拠としてはぶちゴマが古くから存在したことが確認されている。エジプトでは紀元前1500年ごろの独楽が発見されているが、これは木製で円柱の下を逆円錐に削ったもので、ぶちゴマと考えられる。古代ギリシャにもぶちゴマひねりゴマに関する記述が見られる。

コマあそびが日本だけでなく、世界各地に見られる文化だということが分かり、ナットクしました。「井戸の中の蛙、はじめて大海のひろさを知る」思いです。
それにしても、「世界最古のコマ、エジプトで発見」とはビックリです。おかげで、きょうのブログは「エジプト発、ヒエログリフ・漢字・コマまわり、エジプト着」ということで、ようやくオチがつきました。



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