2018年1月30日火曜日

雪の晴れ間に


大雪の朝 1/13


雪の晴れ間 1/15 


三味線を聞く会 1/17 


出張販売 1/18 


出張理容サービス 1/19 




大雪の朝 

113日(土)。朝起きてみると、どっさりと雪が積もっていました。写真は丸の内1丁目交差点付近の風景ですが、一夜にしてまったく異常な景色になっています。車道には融雪装置があり、クルマの往来がはげしいので、雪の姿が見えません。ぎゃくに、歩道は歩く人の足だけが頼りなので、それだけ長い時間にわたって、雪の威力を見せつけられることになります。

 考えてみると、富山は北陸ですから、この時期に雪が降るのはアタリマエ。こんどの雪にしても、かねがね「大雪が降るぞ」と聞かされ、カクゴはしていましたが、これまでのところ、とりたてて雪の被害を実感させられることはありませんでした。

若い時とちがって、「大雪で電車やバスが不通になリ、入学試験や通勤に遅刻する」などと心配することはありません。また、ホームに入っているので、雪が降っても、自分で雪かきをする必要もありません。しかし、これがもしも、砂町の自宅で一人住まいをつづけていたとすれば、いやおうなく「大雪の被害」を実感することになったと思われます。

毎日を太平無事に過ごし、それがアタリマエのように感じていますが、ほんとうは、まわりの人たちが、老人の一人住まいの将来を見越して、老人ホームへの入居を準備してくれたおかげです。ありがたいと思います。

 

雪の晴れ間

 115日(月)。ひさしぶりの晴天。外出するのはあぶないので、ホームの9Fベランダから「雪の晴れ間」の風景をスマホのカメラにおさめました。すっきり晴れわたった空のかなたに、をいただいた立山連峰の姿をながめることができました。

 ぜいたくをいえば、このあと1日でも早く陽気がよくなり、自分の足で松川べりまで散歩に出かけ、そこから立山連峰をながめて見たい。そう願っています。



三味線を聞く会

117日(水)。午後、9Fで恒例の「三味線を聞く会」。一行4人。正月にあわせて、おめでたい曲、元気が出る曲などを中心に熱演。音楽オンチのわたしですが、充分楽しませていただきました。

富山県内でも、「唱歌」、「歌謡」、「三味線」、「ハーモニカ」、「舞踊」、「演芸」(腹話術・マジックなど)、さまざまな部門にわたってボランティア活動が組織されているようで、ホーム「めぐみ」でも、つぎつぎ「公演」されています。そのおかげで、先日は胡弓、そして今回は津軽三味線の音色を楽しむことができました。



出張販売

118日(木)。この日、9Fで「出張販売」。柿・ミカン・干しいもなどの食品が主でした。わたしは、干しいもを1袋買いました。包装袋に「茨木県産・マルヒの干しいも」と表示されています。いちど信子の写真に供えてから、「天日干し」の味をかみしめました。



出張理容サービス

119日(水)。この日午後、ホームの5F臨時の理容室が開設されました。毎月1回、定期的に専門の業者さんが出張してこられるとのこと。スタッフは、わかい女性が2名。お客様用姿見のカガミ2を持ちこみ、あとのテーブルやいすなどはホームの備品で代用。バリカンやハサミなどの小道具は、腰のベルトにセットしてあります。いちおう予約制で、料金も格安。ヘア・カットだけなら、1800円。ホームの入居者たちは、あらかた利用しておられるかもしれません。わたし自身は「床屋さんで散髪」という感覚で利用していますが、女性のお客さんには「理容室」の感覚でしょうか。パーマをかけたり、髪の毛を染めたりするお客さんも毎回見かけます。



ブログ更新のサイクル

 ブログ「いたち川散歩」をはじめたのは、2010年の夏、8月ころ。その年10月には、並行してブログ「七ころび八おき」(わたしのリレキ書)、さらに1111月からブログ「コトダマの世界」(象形原語説関連メモ)を開設しましたが、両方ともいちおう「完結」としています。

 いま考えてみると、当初はまだかなり元気だったようで(?)、毎週1回ベースでの更新を目ざしていました。しかし、いざ実行してみると、いろんな事情がからんできて、毎月3回もしくは2回しか更新できないということも分かってきました。

 まずは、体調の問題。めったに外出も散歩もせず、体を動かすのは食事とトイレと入浴だけという生活では、テ・アシ・コシなどの運動機能がおとろえるだけ。体調がよくないと、気持ちが集中できず、パソコンに向かったとしても、1行の文章も書けません。

 つぎは頭の調子の問題。わたしは中国語専攻ですが、最近は漢字の字形を思い出せないことがしばしばあります。正確な字形が分からないでも、音形だけ分かれば、パソコンが正しい字形で表記してくれるので、それはそれでよいのですが、コトバについて議論するばあいには、一つ一つの漢字の構造(一点、一画)についても、分析・解釈することが必用になります。

わたしは「右顔面マヒ」の後遺症で、右目のマブタがとじたままなので、いつも左目だけでモノを見ています。それだけ左目によけいな負担がかかり、視力がおちてゆく一方です。そこで、辞典などの資料をたしかめるときは、老眼鏡では役に立たず、天眼鏡をふりかざすことになります。

パソコンに向かうときは、タイマーを使って、40分くらいで休憩をとるようにはしていますが、それもむつかしいというのが正直な話です。



パソコンの特訓

 パソコンの世界は、日進月歩。つぎつぎ、あたらしい方式・様式が取りこまれてゆきます。一方のわたしども機械オンチは、クルマでいえば、ハンドルさばきを習得しただけでクルマを運転しているようなもの。ほんのちょっとした様式の変化にも対応できず、のたうちまわったあげく、よけいなところにさわって、画面全体がこおりついたりします。

 そんなことがつづいたので、むかしパソコン教室で教えていただいたysd先生のことを思いだし、さくねん11月から毎週1回出張教授していただくことにしました。

 「スキャンの方法」、「文書をUSBに送る方法」、「USBの取り外し方」など、当面じぶんがかかえている問題を中心に、じっくり教えていただくことができました。ただ、先生もたいへんご多忙とのことで、123日かぎりでパソコン特訓は終了ということになりました。

 まわりの人から「年よりの冷や水」、「どうせ、しばらくしたら、すっかり忘れてしまうだけ」といわれることも承知の上で、特訓をお願いしました。おかげさまで、このさきもしばらくは、ブログをつづけてゆけそうだと、自信が持てるようになりました。ほんとうに、ありがとうございました。そして、今後とも、よろしくお願いします。



s-k音語の話

 異常気象で、全国各地で雪がつもり、インフルエンザがはやっているようですが、わたしはどうやら無事毎日を過ごしています。ホームの食事も、毎回完食。毎日のように実施される「機能訓練」にも、できるだけ参加しています。クビ・テ・カタ・コシ・アシの関節をまげたり、のばしたりする単純な動作ばかりですが、保育園の園児になったつもりで、楽しんでやっています。老人が、このさきさらに生きのびるために、最低限必要とされる基本的な動作(機能)だと実感しています。

 体の調子がほぼ安定してくると、頭のほうもほぼ順調に回転してくるのでしょうか。仮説「象形言語説」の設定から、「64音図」、「現代日本語音図」(イズミ試案)の提案へとつづき、最近は64ある音タイプそれぞれについて、「単語家族」形成の実態をたしかめる作業を進めています。

 具体的にいえば、小論「[][]ARROWの系譜」を日本海文化悠学会2月研修会で提案させていただく予定です。また、小論「s-k音の系譜」についても「『古事記』を読む会2月もしくは3月の研修会で提案させていただければと考えています。

 いずれも、「日本語は、人類語の1」、「日本語の歴史は、世界史の一環」という視点から議論をはじめています。「日本語はいつ・どこで・だれが・どうやって生みだしたのか」、「現代日本語の長所・短所はどこか」、「日本民族が21世紀の競争社会で生きのこるために、日本語が改革を求められているのは、どんな点か」こうした疑問に回答するには、ただ日本語をながめているだけでは、なんの役にも立ちません。日本語をめぐる、さまざまな民族言語を調べ、比較・分析・総合の作業を進める中で、しだいに音韻対応関係の実態が見えてくる可能性があります。わたしの場合、学習不足から、日漢英の3言語にしぼりましたが、これは最低限度。比較する民族言語数は多ければ多いほど、それだけ客観性・合理性のある判断資料がえられることになります。

 s-k音語については、日漢英3言語相互間にかなり多数の音韻対応関係を発見することができました。アイヌ語・朝鮮語・モンゴル語などと日本語・英語との音韻比較作業ができれば、きっと面白い結果が出るだろうと期待しています。ひょっとしして、そうした調査資料をすでにお持ちの方がおられるかもしれません。もし、おられましたら、ぜひご教示くださるようお願い申しあげます。

0 件のコメント:

コメントを投稿