2010年10月8日金曜日

川べりの文学碑など

源氏鶏太文学碑

石倉町から泉町へわたる橋が泉橋。わたりきった橋づめに、延命地蔵尊とならんで、源氏鶏太の文学碑があります。直筆の原稿「一本の電柱」を模した銅版が自然石にはめこまれています。

源氏鶏太、本名は田中富雄。1912年4月19日生まれ。1985年9月12日没。旧富山商業学校(現県立富山商業高校)出身。「英語屋さん」「口紅と鏡」「三等重役」「定年退職」などの作品を発表。直木賞・吉川英治文学賞などを受賞。

「蛍川」ロケ モニュメント

源氏鶏太の文学碑から上流へ10分ほど歩いたところ、清辰橋の手前に、映画「蛍川」のロケ モニュメントがあります。この映画は、宮元輝の小説「蛍川」を映画化したものです。
宮元輝、本名は宮本正仁。1947年3月6日、神戸市生まれ。一時、富山にも居住。創価学会員。「泥の川」「蛍川」「優駿」「骸骨ビルの庭」などの作品を発表。太宰治賞・芥川賞・吉川英治賞・司馬遼太郎賞などを受賞。



少女像「風に向かって」

久右衛門橋のやや上流右岸に、横山豊介のブロンズ少女像「風に向かって」が立っています。台座にタイトルと制作者名が刻まれていますが、風雨にさらされ、制作者名の部分が読みにくくなっています。
横山豊介は、1930年生まれ。彫刻家。日展評議員・審査員。

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